右の写真は、手前が試作3号機。
奥の方に有るのが2号機です。
試作1号機は、PC8801というコンピュータの増設スロットからの信号で動くワイヤーコントロールのマウスでした。
このマウスもどきの試作1号機は、ドライブ回路から火がでて、あえなく亡くなりました。
試作2号機の一番上のスロットには、8801とのインターフェイスボードまたはCPUボード。
二番目のスロットにはセンサ回路、まだ部品が付いているのがドライブ回路でした。
最上部に付いている押しボタンが電源スイッチやレセットスイッチです。
左の写真は試作2号機のアップです。
ピアノ線とマイクロスイッチのゴールセンサが付いているところが、時代を感じさせます。
赤外線センサなどというものが有るなんてのは全く知らなかったので、1号機は赤のLED、この2号機は
豆電球を使っています。
モータは日本サーボのステッパー2個を横置き。ホイールはアルミの削り出し。タイヤは厚手の工業用ゴム板を旋盤加工。
CPUはZ80。8801からの信号でも動かせるように、
スロットの信号の並びを一致させました。
当然、アナログセンサなどというものは、まだ生まれてもいない時代でした。
右の写真は、大きさが判るようにスーパーマッピーと並べて写してあります。
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左の写真は、3号機のアップです。
このマウスは自立して動いた最初のマウスです。
ステッパー2個横置きのオーソドックスなマウスです。センサは別のマウスに使ったので外しました。
前方に縦に付いている2枚の基板は秋月のステッパードライブキット。上に見えるのがセンサー回路。
センサ基板の下に見えるのがミヤケ電子工業(株)製のZ80CPUボード。
ピンボケなのは愛敬。
右の写真は、3枚目の自作基板です。
前方がセンサ回路。中央部分がCPU回路。後部がパルス発生回路です。
CPUは東芝のZ84C011AF4。
このパルス発生回路は全くのオリジナル設計。D.A/Cで定常走行用と最高速度用の
2種類の電圧を造り、OPアンプの加算回路に入れる。
これをVFコンバータに入れて、基本パルスの100倍のパルスを発生させて、Z80CTCに
入力する。
ZC/TO端子からの信号を8713に入れるという、私としては画期的な設計でした。
結局、センサ回路とパルス発生回路は動いたが、CPU部分は動かなかった。