第8回ロボットランサー

平成17年3月26〜27日、中京大学名古屋キャンパスにおいて
第8回ロボットグランプリ ロボットランサー競技が開催されました。
我々としては3年振りの参加となりました。
ちなみに本校秋山先生・渡部先生の母校です。

3年前の大会では総エントリー数が100を越していましたが、今回は年度末開催が影響したのかエントリ−数も77台に留まりまた欠場者も見られるというちょっと残念)な状況でした。
しかしながら驚いたのは出場したロボットのほとんどがDCモータだったということ、ステッピングモータは我々と芝浦工大の平川さんの4台だけ(?)だったかもしれません。「ステッパーでは勝てない」と判ってはいますが「それならば」とファイトが沸いてくる一方、早く「ステッピングモータのごとくDCモータを廻せる技術習得」を改めて痛感して来ました。3年振りではほとんど浦島太郎状態でした。やはり継続する事が一番大事なのですね。

と言っても控え室(調整室)はいつもの通りの緊張感で一杯、
我々も自分達の目標に向かって頑張りましょう。

<予選走行>

                 目 標         得点/max得点(精度100%)    予選結果    
井上 丈士君「赤龍」  3周+円柱1本      620/670  (1周目F標的ミス)  第7位
武田 雄基君「黒龍」  4周半+円柱1本    760/760  (精度100%)     第4位
井上 竜一君「50改」 単純周回          470                  第12位
齋藤ファミリー「白竜」  4周半+円柱1本    710/760  (1周目F標的ミス)  第5位

祝 予選全員突破(今回の最低目標クリアです。)

<決 勝>

決勝は予選成績上位27台のロボットが進出、成績逆順での走行となります。

<頑張れ 井上 丈士君>

  目 標   得点/max得点(精度100%)
  
7周+円柱2本 1220/(1530)
どうしたのでしょうか?F標的がほとんど当たりません。目標の「競技終了時トップ」は叶いませんでした。(この時点で3位)

<さぁいよいよ 武田 雄基君>

井上竜一君,齋藤ファミリーと相次いで平成16年度を象徴する様な決勝結果の中、いよいよ最後の武田君「黒龍」のスタートです。
こんな状況の中でも本人はいたって冷静(?)、計画通り1回目のトライでは大会3日前に完成した”しっぽをつけた武田スペシャル”で、2回目は学校で調整続けてきた「A標的無視周回」でチャレンジしました。


            目 標      得点/max得点(精度100%)
          (第1トライ)
             円柱1本+9周 1650/(1720)

          (第2トライ)
             9周+円柱1本     /(1720)

C,D標的が各1回ずつミスはしましたが的打ち精度もほぼ満足、目標の「競技終了時トップ」も達成してくれました。残り3人ですのでこの時点で4位確定、最後の最後にやっと結果を出してくれました。これで十分満足です。あとはみんなでBIG3((田村さん,磯子工高尾花先生そして日産の河野さん)の優勝争いの見学です。

<最終結果>

優 勝 2260 磯子工高 尾花 健司先生
準優勝1970 日産 河野 純也さん
 3位 1670 山形電波工高 武田 雄基君
 4位 1520 田村 眞さん
 5位 1350 崇城大 吉田 裕志さん
 6位 1260 崇城大 塚本 晃史さん
 7位 1220 山形電波工高 井上 丈士君
 8位 1150 湘南工科高校 小澤 克仁さん
 9位 1040 電気通信大 平井 雅尊さん

(ちなみに)
10位  880 齋藤ファミリー
22位  330 井上 竜一君

<表彰式>
       祝 第3位入賞  武田 雄基君(山形5中卒)


前日のコース開放の状況、予選結果を見ても「頑張っても4位」だと思っていましたので、3位という結果には十分満足です。田村さん並んでの表彰式など何年振りでしょうか。まったく光栄の至りです。
今度はmcrで是非一緒に走ってみたいと思っています。

<今回もいろいろいな方と出会うことができました。>

今大会では目標にしている田村さんの元気なお姿を見れただけで十分満足でしたが、さらに嬉しかったのは山形県立産業技術短期大学を卒業したばかりの佐藤 啓さんが出場していました。佐藤さんは昨年我々の開催したミニマイコンカー製作講習会に参加して下さった方です。この大会で再会できるとは思ってもいませんでした。本当に嬉しく思っています。また電気通信大の平井さんや湘南工科高校の生徒諸君,崇城大学,日産テクニカルカレッジさらに芝浦工大の皆さんともお話することができました。有望な若者ばかりでした。皆さんが日本を支える技術者になってくれるものと確信しています。現在教育現場では「理工系離れ」が懸念されていますが、大会を見る限りまだまだ大丈夫でしょう。皆さん、これからも頑張って下さい。私も山形の子供達を育て、皆さんと同じ土俵で勝負できるよう頑張らせたいと思っています。

<最後に>

3年井上竜一君、最後の最後まで本当にありがとう。
今回の結果も、今までの君の努力を後輩が実らせたのだと思っています。
もう社会人として第一歩を踏み出していますが、これからも「何事にもチャレンジ」を
忘れずに頑張って下さい。そして余裕ができたらロボットまたやりましょう。

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