山形県工業高校作品展示会
平成14年2月9日(土)山形県産業科学館(館長後藤 廣志先生)主催のもと、山形県工業高校作品展示会が開催されました。高校側は山形県立東根工業高等学校を中心に、山形県立寒河江工業高等学校・山形県立新庄高等学校・蔵王高等学校そして私達が参加しました。
蔵王高校 佐藤 紳一郎先生の研究発表を聞かせて頂いたことはありましたが、今回実際に見ることができ大変勉強になりました。
パソコン上で自由にデザインしたものが、そのままミシンと連動し生地に刺繍されるという、なかなか優れたシステムです。そこからさらにクッションなどいろいろな製品を作ることができ、発展性も無限大というものです。
また驚いたことに、情報機械科の生徒だけではなく普通科の生徒も取り組んでいるということです。システムの良さがこんなところにも表れているのではないでしょうか。

われわれのブースの状況

 当日は朝から雪の予報があり来場者数が心配されましたが、午前10時から午後4時までほぼひっきりなし小さい子供達(小学生)が体験してくれました。我々の行っている「もの作り教育」が、少しでも多くの人達に理解して頂けたのではないかと喜んでいます。

内容は、産業科学館3で寒河江工高による「おもちゃの病院」、霞城セントラル1F アトリウムにおいて東根工高による「山形大怪牛 CG及びロボット」展示、蔵王高校による「パソコンとミシンによる刺繍システム展示・体験コーナー」そして新庄工高・山形電波工高共同での「ロボット相撲・ミニサッカーロボット体験コーナー」が開設されました。

 新庄工高の生徒諸君は全員3年生で、自由登校中にも関わらず課題研究の最後の発表として参加してくれたそうです。
 一方我々は全員2年生、ロボットに取り組むのが今回が初めてという生徒ばかりでした。1月の中旬から4名で1人1台を担当し、それまで動かなかったロボットを修理し参加してくれました。
作業は大変だったようですが、皆「やって良かった」と言ってくれたのでホットしています。

机の上では学べない「何か」を学んでくれたのではと期待しています。

これが噂の「山形大怪牛」

刺繍システム

昨年新聞やテレビで報道される度に、一度見てみたと思っていました。CGもすばらし出来ですし、さらにロボットの方も9個のエアシリンダを利用し、怪牛の動作をシミレーションしていました。我々ではとても作ることができない大がかりなシステムでした。