我がまちには複数の神社があり、それらの神社には数百年前から伝わる祭りがあります。一説には、千数百年前、征夷大将軍坂上田村麻呂がこの地を訪れた際、先勝を祈願して始めたのが起こりとも言われています。
神社には一般的に、神々を守る「黒獅子」とよばれる獅子がおり、祭りのときはその獅子が家々を巡り厄をはらいます。現在ではそれらの獅子は、その地区の人々によって振られています。
市内の神社に伝わる「黒獅子」が1年に1度市内の中心に集まり、通りを振り歩きます。それが「黒獅子まつり」です。その様子をスナップで紹介します。
なお、平成16年度は5月29日、30日に開催されました。
黒獅子は1軒1軒を巡り、厄を払ったり、家内安全、無病息災等を願っていきます。
各家庭では、御神酒を用意します。獅子を導く役の「警護」がその御神酒を黒獅子に飲ませます。この後黒獅子は、その大きな口を2度3度と開いたり閉じたりして厄をはらいます。
黒獅子は笛と太鼓がかなでるおはやしに合わせて舞います。このおはやしは神社によって微妙に音色が違います。このおはやしを聞くと、祭り好きの人々の血が騒ぎ出します。
太鼓はとても重いわけで、それを担いで移動させるのも大変力のいる仕事になります。移動中も当然太鼓は打ち続けます。