CDプレーヤ KDC−9 KENWOOD (初代のカーCDプレーヤ) カセットデッキ KXC−7508 KENWOOD デッキ出力分配器 自作 (デッキの出力を2台のアンプに分配する。) フロント用アンプ KAC−5208 KENWOOD (35W×2) リア用アンプ KAC−7200 KENWOOD (70W×2) フロントスピーカ KFC−100T KENWOOD (10cm 2way) リアスピーカ KFC−2007 KENWOOD (20cm 4way) オーディオボード AE86用 PIONEER (自分で補強を追加) 車 AE−86トレノ 3door車 (59年式) ・配線,セットアップは、全て自分で行なった。 ・見てわかるようにシステムのメインは、KENWOODです。
1.3dr車なのでその特徴とも言える、リアトレイの大きさを最大に生かし、その当時 出ていた同メーカーの最大口径の埋め込み型スピーカに、他社のオーディオボードを 使用して組み付けた。 (ちなみにオーディオボードの材質は合板のようです。厚さは、15mm位だと 思います。あの価格ではこんなものでしょう。でもボードとスピーカ合わせても 据え置き型スピーカより安くすんで、しかも低域が出るのですから文句が ありません。) 2.フロントとリアに独自のアンプを使用し、フロントとリアの信号の分配器は 自作。分配出力は、フロントのみ左右独自のレベル調整を可能とした。また、 アンプの前段で分配を行なうことで、フェーダーでのアンプ出力のロスを防いだ。 (ただでさえ70Wなんて小さいわけですから、フェーダごときに出力をとられては たまりません。 えへへ。実はそれだけの理由ではなく、70Wのアンプは後で手に 入れたもので、せっかくだから35Wのアンプも生かしたいと考えた結果このように したのです。) 3.オーディオボードに補強と、隙間をふさぐ改造を加え、低域の再生能力向上とボードの 共振の防止を狙った。 (具体的に説明というとどう説明すればよいか解りません。申し訳ない。) またオリジナルの状態では、取り付け強度が弱いように感じたので、取り付けの 強化も行い、ボードが動くのを防ぐ為に、パッチン金具?を追加し完全に固定 できるようにした。(金具を外せば、当然開けることも出来る。) 4.スピーカケーブルは、1.25mmのコード(ちょっと情けない? 本来なら、 無酸素銅のケーブルといきたいのですが、スピーカに付属していたものより太いですし、 こんなものでも車としては太い方でしょう。) 5.アンプ もしくは、デッキの入力に直結できるケーブルを製作し、ホーム オーディオ系の機器や、ポータブル機器の接続を可能とした。 これと、DC−ACインバータを用意し、据え置き型ビデオデッキを接続し テレビとアンテナ持ってあっちこっち撮りに行った実績があり。(こういうのは 特徴と言わないか。) 6.チューナーが無い。(うそです。チューナーというか、受信機というか、 RZ−1がオフラインであります。もちろんメインシステムがKENWOOD ですので接続が可能です。通常は、CDプレーヤとの関係上はずしていますが、 ソーススイッチャ(切り替え器) も作りましたのでそれを使用すれば切り替え ながら使用できます。
1.ボード補強の対策を行ったにもかかわらず、音にこもりがある。(聞いた感じでは、中域) やはり音は難しいなぁ。 2.低域がたりないかなぁ と思うこともある。しかし、さらに低域を出そうと スーパーウーハを組もうも考えた場合、現在でもある程度の低域が出ているわけ なので、低域が出過ぎて周波数特性がメチャメチャになりそうなのであきらめた。 特徴1が裏目に出たというべきですね。 3.リアに比較し、フロントがアンプ,スピーカ共に貧弱 リアは、ボードに補強してまで改善を図ったが、フロントは手つかず。 (当時のトヨタ車の最大のガンです。10cmなんてどう考えても我慢できない。 最低でも16cmはないと・・・。 私のシステムと現在のトヨタ車ご自慢の純正 システムの音を一度比較して見たいが 機会がなさそうだなぁ。) 欠点1の原因はこんなところにもあると思われる。 4.リアのトランク内部の補強や、こもり対策をしないと不十分。(ボードだけ補強 してもやっぱり不足ですよね。 やっぱりオトナシートが欲しい。) 5.リアのアンプが古いこともあり、今となっては、パワーが不足?? (そりゃこの程度でも音量を上げれば耳が壊れそうですが・・・ やはり余裕が 少ないとねぇ。) 6.たまたま買ったCDプレーヤの調子がいまいち。(何度修理に出したことか・・) (おっと こんなの参考にならないか。) 今となってはボロボロです。 7.デッキもトラぶった。内容としては、デッキがヒータの熱であったまってくると ピーーーという発振音が出て来る というもので、本体交換してもらったが直らなかった。 原因を自分でいろいろ調べた結果、ヘッドとテープの摩擦によるとしか 考えられず、メーカー修理不可能と判断・・・本当は欠陥だ言いたいのだが・・・ し、我慢して使っている。 (当初電気的にものかと考えていたが、ドライヤーでヘッドを温めると再現でき、 かつキューレイ・・・今騒がれているフロンです。相当使ってしまった。 ごめんなさい。・・・でヘッドのみ冷却すると直るのです。まさか、こんな方法を メーカーに言うわけにもいかないし・・・) 普通90分テープなんて車じゃ使わないのでしょうが、私は多用しておりました。 しかもそのテープも相当繰り返し使用しているとこの現象が多発するようです。 もっとも6項と7項は、私の車との相性かもしれないが・・・(AE−86の GTVなどというサスの堅い車に、ホテンザRE−71などというタイヤで ダートまでガンガン走るというあぶない奴にプラスしてエアコン無しという 最悪の環境下ですからねぇ。耐久試験しているようなものです。) おっと中身が飛んでしまった。 8.いってしまった人に言わせるとKEN*OODなんて・・・ やっぱり BO*EとかNAKA*ICHIじゃないと となるでしょうか。 でもNAKA*ICHIにアイドルは似合わない と私は思う。 (何を聞こうが俺の勝手だ・・と言われると何もいえないが・・・アイドル専門の 私は、これでいいのです。) 9.ボードが重くなった。(音には変えられないか。でも加速性能が落ちるのは 気になる。まぁ重くなったといっても数キロでしょうけど。) また厚みが増した為、トランクの有効な容積がへった。まだ開けることが 出来るからいいけど、これでは3door車としての機能が・・・
私は、残念ながら自分の使っているシステムと他社との比較については出来ません。 (使ったことがないのでわからない。) でも自分の持っているシステムを最大に生かそうと努力はしました。 CDが普及した現在の車のシステムは、スピーカから後を重視しなければ改善が難しいでしょう。 そうなると音感があり知識の豊富なショップにスピーカのセッティングを任せるのが最良 なのでしょうが、ショップの選択だって難しいですしねぇ。(もちろん音感に自信があるのならば、 自分でいろいろやればポイントが解ってくると思いますけどね。) なお、測定器に頼るのもいいですが、最後は、自分に合った音にするのが最も良いと思います。 私も自分の耳には自信がありませんが、自分なりにやってはみました。でも、まだまだ満足は していません。(多趣味なものでなかなか時間がない。) この道も究めるとなると大変です。 と言っている間に車両本体もシステムもボロボロになってしまいました。 PS1.KENWOODのアイソレーション・アンプ方式は、ノイズ成分の多い 自動車内ではノイズ対策に大変有効です。(他社の機種がどうなっているかは 不明です。) ポータブルCDをカーオーディオに接続する場合に、カセットテープ形状の アダプタか、FMによる接続などというCDの性能を生かせない接続をやっている 第一の原因が、このノイズ対策です。 私は、KENWOODのアイソレーションアンプ方式を生かすことで、 ポータブルCDプレーヤの電源を車から取った状態でもノイズの発生を押さえて 接続できました。 (某車雑誌に、CDプレーヤの電源用にバッテリーを積んでアイソレーション しているのをみつけました。努力は認めるものの、失礼だけど笑ってしまいました。 究極の方法である事も認めるのですが。) なお、ピンプラグ方式の場合、接地極が電源の接地と接続されたアンプは、 接地極に流れる電流により発生するノイズを押さえられませんから、NGです。 KENWOODのKAC−720というアンプ(ピンプラグ入力付き)が手元に あるので調べたらピンプラグでも1kΩ位の抵抗がありましたので、完全では ないにしろ、アイソレーションアンプとしての動作が可能のようです。 究極は、やはり平衡伝送方式(プロのオーディオ機材のように、3ピンのコネクタと 2芯のシールドケーブルを使った方法)でしょうか。 PS2.ボードを自作する場合、ボードの表面は必ず「黒」にしないと、後ろが見え にくくなって安全上良くありません。私の場合、メーカーのロゴが白で入って いた為にリアガラスに反射して後ろが見えにくくなってしまったので、ロゴを 切り取ってしまいました。(スピーカーとボードのメーカーが異なっている のでみっともないという理由もありますが・・・) ボードの材質は特にこだわらないのであれば、合板で十分ですが、補強は 十分に行なったほうがいいでしょう。 (私の場合、メーカー製のボードでしたが、まだ足りないと思った。) ただの合板なら、DIYショップで入手できるでしょう。補強は、30mm角 ぐらいの角材?を縦,横,斜めに接着しネジ止めしてとりつけます。 ボードをたたいた時に出る音が、そのボードに共振する音です。場所に よっても音が変わりますから、あちこちたたいてみるといいでしょう。 たたいた時にビビリ音がでるのは音を出してもビビリが起きますから確実に 対策をとったほうがいいです。 ボードが重くなりますので、当然車への取り付けもしっかりやらないと いけません。(特にハッチバック車)なお、車に取り付ける際、適当なネジが 少ないかもしれませんが、良い方法を探してみて下さい。 PS3.車のスピーカは、4Ωで、家庭用の8Ωよりインピーダンスが低いわけです から、スピーカとアンプを接続するケーブルの抵抗がより効いてきますので、 家庭用のシステム以上にケーブルは良質なものを選びたいものです。 (ケーブルの抵抗を低くすることでダンピング・ファクタを向上させ、 スピーカの余分な振動を押さえることが可能。) PS4.ノイズ対策用の部品がオプションで市販されていますが、オルタネータノイズに 対しては効き目が少ないでしょう。(あの手のフィルタの周波数特性を考慮すると、 効くのはイグニッションノイズのようなパルス性ノイズのみと思われる。) せっかく入れるのなら、フィルタのケースは車体に直付けしないと意味がありません。 また、バッテリ側とオーディオ側のコードを十分に離さないと効果が減ります。 (ケーブル間の容量でノイズが伝わってしまいます。)
'96/12/13 新規制作版 Copyright (C) by Y.Wagatsuma