'97年3月末納車で、'97年5月末現在の走行距離は約4000キロです。
いろいろ忙しかった為に納車時の姿のままでほとんど手を加えていません。
さて選択の条件は、乗車定員7人以上,ディーゼルのMT車です。
定員はおいといて、ディーゼル車という理由は遠距離通勤の身分である為で、
やはり燃費の面が重視されたからです。(パワーのある車には危なくて乗せられないという
意見もありましたが・・・)
ミッションについては、女房がMT車にしか乗れない事と、以前親父の車だったキャラバンの
ATがものすごく不評だった事が効いているようです。
(私はどちらでも乗れるのですが、エンジンパワーがないとATは苦しいのが間違いないので
ディーゼル車ならMTのほうが良いし、燃費の面でもやっぱりMTが有利ですからね。)
ということで、各社調べたのですが、ほとんどの車の場合ディーゼル車の場合ATが多く、
MTという条件では車種が限られていました。
ワゴン系の乗用車でMTの設定が無いのは今時の常識なんですかねぇ。
しかも、ディーゼル車の設定がないものもある。ホンダはエンジンがないので仕方ないけど、
トヨタにもそういうのがあったんです・・・<イプー。
そんなわけで、実際は当初から車種はシャリオに決まっていたようなもの。
予算の関係もあり、ガソリン車まで枠を広げ、下のクラスのワゴン(セダンタイプの乗用車の
後部を広げたワゴン)も見たのですが、あまりにも安っぽいという事と、妹の車(ミニカ)が
丈夫だったという実績?を重視し三菱がいい、という事で結局シャリオに落ち着いた次第。
とはいえ、GDIエンジンが載っていたら強く押したのですが、搭載車がまだなく残念でした。
(でも1.8リッターというのが税金面で中途半端でイヤ。それなら2リッターのほうがいいと
言っていたので、どっちにしても無理だったかもしれません。)
もちろん86トレノのような派手?な加速はないものの、普通の流れなら先頭を
引っ張るのに十分です。(エアコンOFFで一人乗車という条件ですが。)
パワーに関しては、86(4A-G)のグロス130psと、シャリオのネット94psですから、
車重がある分不利とは言え、トルクが大きい(86は15.2kg-m,シャリオは20.0kg-m)
分でカバーしているかな?
ただ、下が使えない(1500rpm以下は加速するにはNG。)のと、エンジンが回せない
(5000rpmからレッドゾーンですが、そんなに回しても加速しません。) 事から、パワーバンドが
狭いというのかな?ミッションがMTなのでちょっと忙しいです。
さすがに、1速で50km/hまで引っ張れた86トレノのようなズボラな運転は出来ません。
(4A−Gはトルクもフラットだったので非常に乗りやすかった。)
もっとも、ガソリンのツインカムエンジン(しかも7700rpmからレッドゾーンという、
ガソリン車の中でも回せるほうに入る4A−Gエンジン)とディーゼルのOHCエンジンを
比べる事が無理でしょうけどね。
ギヤ位置 | シャリオMX ディーゼル | シャリオGT系 | 86トレノ (4A−G) |
1速 | 35 | 50 | 50 |
2速 | 60 | 95 | 90 |
3速 | 90 | 145 | 130 |
4速 | 130 | 180 | 175 |
ギヤ位置毎のスピード範囲(シャリオvs86トレノ)
コーナーも結構粘ってくれるようですが、タイヤがプア(70偏平タイヤ)なせいなのか、
リアスタビライザが入っていない(上のグレードには全て入っているのに。)せいなのか、
車が重いせいなのか、峠道はフニャッフニャッとちょっと苦しいです。
また直進も落ち着きがなく、常にステアで修正を余儀なくされます。(60偏平のポテンザ
履いていた86トレノと比べるのはちょっと無理か。)
でも箱型のフルサイズ?のワゴンと比べたらだいぶましです。(そう、キャラバン比。)
ブレーキはまぁこんなもんかな?なにせ後輪がリーディングトレーリング方式なので、
あまり派手に走ると熱がこもってフェードしそう・・・できればディスクが良かったな。
(GT系とスーパー系はディスクなんですがねぇ。)
そうそう燃費ですが、通勤で12〜13km/リッター,遠乗りで15km/リッター位です。
さすがはディーゼル車。燃料の価格を含めて考えると86トレノ比で6割以下の費用しか
かからない勘定です。
あとは、後ろを走っている皆さん、臭いますがゴメンなさい。
その為か前を走っている車等で、挙動不審な行動(こちらを誘うかのようにフラッと
左右に動いて見たり、急に加速してみたり。)を起こすのがいます。
また不審な行動がなくとも、追い越しをかけた時に急に加速してきたりするのがいるのが
一番困りもの。こっちはターボといってもディーゼルなのでそんなに急に加速されても
ついていけないぞっと。(でも無事追い越しが完了した時、黒煙を上げて走っていく後ろ姿を
見た不審ドライバー?はなんと思うだろうか・・・)
街で、道路で、ムーンライトブルー/ラガーディアシルバー2トーンのディーゼルターボの
シャリオMXがいたら、私かもしれません。
ガソリン車のフルパワー加速のようには加速しませんのでお手やわらかに・・・
(ちなみに前から見た場合、GT系には「バンバーガード」なる物がついていますが、
MXディーゼルターボにはありません。)
さて、今までの車が全て機械式のマニュアル設定(エアコンは積んでいませんでしたが。)
なので、かなりの違和感があります。
仕事柄「マン・マシン・インターフェース」って結構気にするほうですが、ボタン操作って
運転中はあまり便利じゃないのですね。ディスプレイを目視しないと現在の設定が確認でき
ません。
レバー式なら手探りで合わせられるのに、これではインターフェースの後退ですね。
温度位は体感である程度合わせたとしても、風の方向や、外気導入/内気循環の切替等は
ディスプレイに目をやらないとわかりません。
せっかくボタンを押した時に「ピッ ピッ」とブザーが鳴るのですから、特定の位置に
なった時だけ音が変わってくれれば、ディスプレイを見なくてもわかるのにな?とも
思いました。
また「パワーウインド」も同じく便利なようで不便。走行中に全ての窓の開閉を
コントロール出来るのは「自然風」好みの私としてはありがたいのですが、問題は駐車時。
エンジンを切ってしばらく車の中で休んでいたいな?という時に、キーをONにしないと
窓の開閉が出来ないのです。そんなの常識だよ という声が聞こえますが、ハンドル式では
キーのON/OFFに関係なく開け閉めできますからねぇ。
(電気屋だったらそんなのジャンパ線でどうにでもなるだろ という忠告も置いて
おきます。)
さて、運転していて邪魔だな?と感じた物があります。
それは運転席と助手席の間にある「フロントシートセンターアームレスト」です。
(写真左側中央)
ミッションがATならさほど邪魔にならないのでしょうけど、頻繁にシフトチェンジする
MTの場合ちょっと問題です。MTの場合はもう少し低めが良かったのではと感じます。
とは言いつつシフトしないで済む場合に、つい左腕を置いてしまい運転姿勢を乱しがちに
なってきましたが・・・この車に慣れてきた証拠でしょうか。
またSRSエアバッグがついていますが、その為かホーンボタンが小さくなって
います。エアバッグという性格上ステアリングの中央部を占有するのは仕方ないのでしょうけど、
いざという時にホーンをすぐ鳴らせないかもしれない事も問題かも。
車両本体:H9年式シャリオMX 車名・形式:三菱KD-N38W LNHF 駆動方式 :FWD ミッション:5M/T ・寸法・重量(5ナンバー枠) 全長(mm) :4495 全幅(mm) :1695 全高(mm) :1580 ホイールベース(mm):2720 トレッド(mm):1460(前後共) 最低地上高(mm):160 車両重量(kg):1340 乗車定員(名):7 ・性能 最小回転半径(m):5 60km/h時燃料消費率(km/l):26.5(運輸省届値) ・エンジン 形式 :4D68インタークーラーターボ 排ガス規制 :平成6年排出ガス規制対応 弁機構・気筒数:SOHC 8バルブ・直列4気筒 内径×行程(mm):82.7×93.0 総排気量(cc) :1998 圧縮比 :22.4 最高出力(PS/rpm):94/4500(NET) 最大トルク(kg-m/rpm):20.0/2500 燃料供給装置 :噴射ポンプ 燃料・タンク容量(リットル):軽油・60 ・動力伝達装置 変速機形式 :前進5速マニュアル 変速比 第1速:3.250 第2速:1.833 第3速:1.217 第4速:0.888 第5速:0.627 後退 :3.166 最終減速比 :4.913 ・走行装置 ステアリング形式 :ラック&ピニオン(パワーテスアリング) サスペンション形式・前:マクファーソンストラット/コイルスプリング方式 サスペンション形式・後:セミトレーリングアーム/コイルスプリング方式 主ブレーキ・前 :ベンチレーテッドディスク(14インチ) 主ブレーキ・前 :リーディングトレーリング タイヤ :185/70R14 88S ・オプション設定(同グレードのオプション設定について、私の車の状態) ABS:無 ルーフレール:無 オーディオ:AM/FM電子同調ラジオ付きカセット(AMステレオ機能付)&4スピーカー(純正) ・改造個所:今の所、特に無 ・車載機器 AUDIO機器(常設機器):現在の所純正のラジオ付きカセットのみ RADIO機器 受信機:KENWOOD RZ-1(受信範囲 522kHz〜999.995MHz) マルハマ RT-519DX 10GHz帯受信機(いわゆるレーダー探知器) (忙しくしてなかなか無線機を取り付けられない。)
もちろん今乗っているのは、モデルチェンジがあっても気にせず、可能な限り乗り続けますよ。
86トレノで成し得なかった20万キロまでいけるかな?(いや、乗らなきゃ元が取れない?)
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'97/06/01新規作成