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ちょっと変!!!


 街を出歩いてみて、また店頭で、また雑誌や新聞で、「何これ?,ちょっと変だぞ」と
感じたものをまとめました。

 なおこのページは気がついた物をどんどん追加していくつもりです。

=== 目次 ===

1.現山形駅舎と駅前の地下通路 (山形駅前発 '97/01/19作成)
2.無料駐車場500台って本当?(高畠駅前発 '97/01/19作成)
3.ISDN電話ボックス?(北山形駅前発 '97/01/19作成,'97/05/16追加)
4.緑のカード式公衆電話(何処とも限らない '97/05/16作成)
5.電磁波無害化グッズ(これも場所問わず '97/05/16作成)


1.現山形駅舎と駅前の地下通路 (山形駅前発 '97/01/19作成)


 山形新幹線の開業に合わせ、山形駅が改築されました。
 橋上ということで駅改札は2階にありますが、問題は駅前地下道とのインターフェース!!!

 駅前は駐車場や道路があり、向かい側の道路に渡るには、基本的に地下道を利用する事になるの
ですが、駅改札は2階。
 2階から一気に(地上を経由するが。)地下まで降り、地下から地上に戻る。おいおい冗談だろ。
 健常者ならちょっと歩く距離が増えるだけだが、お年寄りや身体障害者はどうしろっていうつもり
なんでしょうか。

設計者,担当者出てこい!!!

 山形の恥です。早めに改修してください。駅が改築され4年も経過しているというのに
改修する動きが全然見えていません。どういうつもりなのでしょうか。
 お役人は自分が歩いて利用しないので、そんな欠陥にまだ気がついていないのでしょうね。

※2002年11月注釈
 その後ですが・・・
 山形新幹線が開業して10年たった2002年になって、ようやくぺデストリアンデッキが
着工されたようです。


2.無料駐車場500台って本当?(高畠駅前発 '97/01/19作成)


 高畠駅には無料駐車場が開放されており、自動車と鉄道を組み合わせて利用できる、先端を
走る発想はすばらしいと思っています。

 ところがふと思ったのが町のちらし等に出ている「無料駐車場500台」の500台という数字。
 500台にしては、スペースが少ないんじゃないの? 150台の間違いじゃないの?と
疑問に思い調べてみました。

 ’97年1月現在の調べでは駅東側が160台( 大型の枠5台分含む),駅西側が約63台
(南側, 北側合わせて)となり、枠外への駐車を考慮しても500台の駐車は無理そう。

 私が思うには開業当初はテニスコート等の施設がなかったので500台入ったのかも
しれませんが、今となっては実態にそぐわないようです。

 町関係者の皆さん、今後ちらしを作る場合にはご一考を。
(自分が住む町の玄関駅に関する話題なので、公表するには気がひけたのですが・・・)


3.ISDN電話ボックス?(北山形駅前発 '97/01/19作成,'97/05/16追加)


 おー、こんな所にもISDN電話ボックスが出来たのかと近寄ってみると、中にあるのは
グレーの電話機ではなく緑の電話。
 NTTさん。やってくれますねぇ。


 と思っていたのですが、2月14日に確認した時にはちゃんとISDNの電話機が入ってました。


 NTTさん、失礼しました。


4.緑のカード式公衆電話(何処とも限らない '97/05/16作成)


 実はNTTさんには別の苦情があります。

 それは、緑のカード式公衆電話です。(ごめん、電話機の型名まで調べていません。)
 なにが苦情かって!

 電話が終わってから「ピピーッ! ピピーッ! ピピーッ!」と鳴る音です。

 以前入院した時に特に思ったのですが、電話機が病院の病棟内の廊下にあろうとも、
カードが出る度に「ピピーッ! ピピーッ! ピピーッ!」。
 時間に関わらず深夜であっでも「ピピーッ! ピピーッ! ピピーッ!」。

ここをどういう場所だと思っているんだ。

 誰がこんな電話設計したんだ!?
 こういう場所だったら音を鳴らなくするか、もっと音を小さく出来ないのか!?
 音量の調整機能はないのか?(多分ないんじゃない?)
 調整機能があるのなら、設置する時になんで音を絞らないの?

 と、腹立たしく思いました。

 入院している間は、ちょっとした音だって気になるものです。
 また健常者ならともかく、補聴器を利用している人だっているので、
これらの「騒音」がどんな音に聞こえているか、解りません。

 目が不自由な人がいるから音が必要とか、耳が遠い人がいるので大きな音が必要とか、
カード忘れ防止の為だとか、NTT側にもいろいろ言い訳があるかも知れませんが、
カード式電話が登場してだいぶ時間が経っている今となっては、カードで電話した後
電話を切るとカードが戻ってくるのは「常識」になっているはずです。

 だいたいブザーが鳴っても、カードを忘れる時は忘れるのです。実は私も一度やりました。
 鳴るのが当たり前だから逆に気つかないのです。カードをいつまでも取らないと
ブザーが鳴って教えてくれるのなら話はわかります。
 しかし、カードを取る・取らないに関わらずに関係なく「ピピーッ! ピピーッ! 
ピピーッ!」と、同じ音・同じ調子で鳴るのですから、そんな効果が出るはずも
ありません。

 従ってこのような「音」は不要です。


5.電磁波無害化グッズ(これも場所問わず '97/05/16作成)


 携帯電話やパソコンの普及と共に、世の中が騒ぎ出したのが電磁波による人体等への影響。
 本当に影響があるのか、ないのかはいろいろな施設・機関で研究している途中なので
ここでは深く追求いたしません。

 高周波にかかわる仕事をしていますが、人体等への影響にかかわる研究等はやっていないので
 追求できないというのが正直な所です。
 とはいえ、私個人としては「何らかの影響はあり。但し、電磁波の強さや周波数と密接な
関係があるだろう」という考えです。
 もちろん「ペースメーカー」使用者は明らかに「影響有り」ですので、公共施設内で
強力な電磁波を発生する装置の使用を制限する方向は歓迎です。
・・・私もアマチュア無線やっていますけどね。・・・
(なお、携帯電話とPHSでペースメーカーや病院内の診察機器等への影響度が違うのは、
高周波の出力電力が大きく違うのですから当然の結果です。
 ペースメーカーって恐いですよ。アンテナがついたリード線が半導体回路に接続されて
いる・・・これってゲルマニウムラジオと何ら構造が違わないのですから。
 しかもアンテナの長さが携帯電話で使用されている電波に共振しやすいような長さに
なっていないとも限らないのです。)


 さて前置きをこれ位にして、やっと本題です。
 通信販売や携帯電話の販売店店頭に並ぶ「電磁波無害化グッズ」なるものの効果に
疑問があります。

 私自身も初期のパソコン(発売当初のPC−8001です。)とアマチュア無線とを同時に
楽しむ為に、パソコンにシールドを試みた事があるのですが、電磁波という物を機器外部に
漏れないようにする事がどれほど大変か、またアマチュア無線でのいろいろな経験から、
外に発射された電波を防ぐのがどれほど大変かを身に染みて感じています。

 技術が進んだ現在だって、機器から不要な電磁波が漏れないようにする為の技術や
解析施設を持ち、それを専門に扱う新しい会社が次々に出来る程、難しい技術である事には
変わりないのです。

 したがって携帯電話の近くや、自動車の車内に、小さな変な「箱」を置いた位で
全て(多めに見て大半?)の電磁波が吸収されて無くなる なんてそんな馬鹿な
話があるはずもありません。


 したがってこんなグッズは

消費者の電磁波に対する恐怖と無知につけこんだ

いかがわしい商品である。

 と断言できるでしょう。

 電磁波なんてものは簡単に回り込んだり反射したりするのですから、発生源と患部の間に
ちょっとした遮へい物を置いた程度の事では弱まらないという事です。
 もちろん隣に「箱」を置いたってその「箱」周辺のわずかな電磁波が吸収される事が
あっても、四方八方に飛んだ電磁波が吸収される事等ありえない事はすぐにわかりそうな
物です。
(話は別になりますが、「アンテナ」と称されて販売されている、電話機本体に金属箔を
貼り付けるタイプの物に関しては、アンテナもしくはグランドプレーン(高周波的な接地)と
しての効果は認めます。)

 でも少しは効果がありそうなのは、OAエプロンのように患部?全体を覆う構造の物や、
鉛等の金属の入ったベスト位でしょうか。
 CRTに取り付けるOAフィルタも、CRT表面に帯びる静電気に対する効果は
あると思うのですが、電磁波(導電性のフィルタなら少しは軽減するかも)や
磁界(これは磁性体金属のフィルタでなければ軽減しないでしょう。)に関しては
漏れているのがCRT表面だけではないので、効果は疑問です。


 ところで、電磁波の影響と、電界のみ、磁界のみのような単体での影響がごっちゃになって
騒がれているように思うのです。

 これは一般消費者だけではなく、大学かどこかの先生が執筆したような書籍にも
ごっちゃに記載されていたりするものがあるので無理もありませんね。
 ちなみに私が見た書籍には、人体に影響があるとした周波数と、原因とされる機器の
周波数の桁が間違っているのが明らかなのに「影響有り」等といった記述も見られました。
 こんな書籍の情報は信用できないのはいうまでもありませんね。もっと正確な知識を
持って発刊していただきたいものです。

 専門?に研究しているような先生達がこのような状態では、マスコミや一般人の混乱は
無くなる事がないでのでしょうね。


 それから、電子レンジの電波漏れを実験するのに、電子レンジ内に携帯電話を置いて
別の電話から電話をかけてつながるかを実験 などという人がいますが、電子レンジの
シールド構造は「チョーク構造」といって特定の周波数でのみ電磁波が漏れないような
構造となっていますので、この手の実験は無意味です。
 正確に測定するには、電子レンジ外側にアンテナのついたスペクトラムアナライザを
用意して電子レンジを実際に近い状態で作動させたて実験しなければだめです。
(更に正確な結果が必要な場合にはこの実験を電波暗室内で行う必要が生ずるですが、
そういう施設を個人や普通の会社で持つわけにはいきませんので、専門の会社が必要と
されるのです。)


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2002/11/03改訂(山形駅ペデストリアンデッキ着工追加)
'97/05/16改訂