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コンピュータウイルス多発警報!


1.はじめに

 コンピュータウイルスの亜種が次々に作られ?多量のウイルス(トロイの木馬)
メールが出回っています。
 自宅のパソコンを入れてなかった数日の間にも、私の自宅PCのメアドで
ウイルスが出回っているらしく、「私が発信したメールからウイルスが検出
されました」等というふざけた?メールがかえってくる程です。

 ウイルスに感染して他の方に迷惑をかける事のないよう、十分注意して
ネットを楽しみたいものです。


2.最近のウイルスの特徴

 最近のウイルスですが、以下のような特徴があります。
 相手を知り、注意及び対応を行いたいものです。

1)発信者を偽る
  したがって「ウイルスが付いていたよ」と、返信してもほとんど
 意味がありません。

2)pc内に残っているアドレス帳や種々のログファイル(メール,WEBの
 ログ等)を漁って見つかったアドレスに片っ端からウイルス付きメールを
 送信しまくる。

3)ウイルス自身がメール送信機能を持っている為に、メーラーを起動
  しなくてもウイルスが送信される

4)自動圧縮がかかるようになっているのか、ウイルス自身が再圧縮を繰り返し
  ワクチン(ウイルスチェックプログラム)のパターンの網をかいくぐり、
  対策が追いつかない

5)メール以外にも、ホームページのコードにウイルスが仕掛けられてあり、
 アクセスした途端にウイルスに感染するという悪意のあるページがある。

6)O/Sやメーラー,ブラウザ等の「穴」(セキュリティホール)から侵入し、
 知らぬ間にウイルスを置いていく。
  特にブロードバンド環境の普及により常時接続が当たり前になり、こういった
 ケースの増加が予想されます。


3.メール受信時の注意

 受信したメールを開く前にちょっと待って!

 ウイルスが付いた添付ファイルを開いたらアウトです。(ワクチンで
 検出してくれればいいけど)
  下記のような注意を払って、ウイルスに感染しないよう十分ご注意下さい。

1)相手先に心当たりのないメールは開かない(特に添付ファイルは
 絶対に開かない!),特に(国内では)タイトルが英文だけのものは
 非常に怪しいです。

  意味もなく?添付ファイルを開くよう強要する(開かせようとする)ような
 タイトルのメールは特に注意して下さい。
 (アダルト物など、いかにも興味をそそるようなタイトルだったりします。)

  なお、知っている人からのメールであっても、添付ファイルの扱いには
 十分に注意下さい。(気が付かないうちに感染しているケースが
 ないとは言えません。)

  ソフトメーカーからの発信に見せかけたウイルスメールもあります。
 (O/Sやブラウザ等のパッチの案内だったり、ワクチンの案内だったり
 します。)
  だまされないように・・・

2)どうしても添付ファイルを開ける場合は・・・十分に注意。
  添付ファイルですが、いわゆる「実行形式」のファイルは特に危険です。
  通常ネットで送る性質のものではないので・・・開けないのが無難。
  windows系の場合は、代表例ですが、拡張子がcom,exe,pif,scr,bat等が実行形式の
 ファイルです。
  ただし最近はzip形式で圧縮されたものが多く、解凍してすぐ開くような設定に
 してある場合はzip形式も取扱い注意です。
  またdoc,xls等、特にユーザの多いMS系アプリケーションのファイルも
 悪意のあるマクロプログラムが仕掛けられている場合があります。

  なお拡張子が2重の場合もあります。一見するとmp3等の形式を装って、実は
 exe等の拡張子が後ろに付随しているケースも良く見られますので、ご注意
 下さい。

  また後述しますが、ホームページを記述するhtm,html形式のファイルも
 危険性大です。
  悪意のあるページへのリンクが貼られていないとも限りませんし、
 ページをどんどん開くようなコードが入っていてハングアップに
 陥るケースも十分あります。

  基本的にwebサイトにアクセスすると、アクセス先のサーバにいろいろな
 情報を送ってしまいます。こうしたhtmlメールは情報収集が目的だったり
 しますので、見知らぬサーバに勝手にアクセスされる事は、必要以上に
 情報をリークする事になり、これほど恐いものはありません。
  十分に注意したいものです。

3)メーラー,ブラウザの設定
  添付ファイルをプレピューしただけでウイルスに感染する事があるそうです
 ので、プレピューの設定を外したほうが良いでしょう。

  ブラウザに関してはセキュリティレベルの設定が出来ます。
 必要以上にレベルを落とすと、実行形式ファイルやマクロ等を知らずに
 実行してしまう事になります。
  ファイルの実行時警告が表示されるようにする為、必要以上にレベルを
 落とさないのが賢明です。 

4)ワクチンの薦め
  ワクチン(ウイルスチェックプログラム)を入れるとともに、パターンファイルも
  常に最新のものに更新する事をお薦めします。(ウイルスチェックサービスを
  行っているサイトがありますので、それを利用するのも一つの方法です。)

   またプロバイダでウイルスチェックサービスを行っている所が
  あります。受信メールに対する対策には一定の効果がありますので
  ご利用をお薦めします。(ウイルスのパターンが続々と出てきますので
  ワクチンと共に絶対とは言えないのですが・・・)

5)O/Sやメーラー,ブラウザの「穴」(セキュリティホール)を防ぐ為、
 最新の「パッチ」をあてる。

6)情報収集
  ワクチンメーカーのサイト等に最新のウイルス情報が掲載されていますので、
 時々目を通して情報収集される事をお薦めします。


4.万が一ウイルスに感染したら

 もしウイルスに感染してしまったら・・・

1)ネットやLANに接続している場合は、回線を即切断して下さい。
 ウイルス感染を広げない為です。

2)ワクチンを入手しウイルスを退治して下さい。
  もし対処に自信のない方は、詳しい方に相談して対処したほうが
 良いと思います。
 (おそらくpc1台では対処が困難なケースも出てきますので、
 詳しい方の協力を仰ぐのが一番かも。)


5.サーバ管理者にお願い

 先にも説明しましたように、最近のウイルスメールは発信者を偽ります。
 ウイルスが付いていましたといった返信を行う設定は無意味です。
 不要なネットへのトラフィックを発生させ、回線やサーバに余分な負担を
与える危険が大です。(そうでなくてもウイルスメールで余分なトラフィックが
発生しているのですから)

 増してウイルスの付いた添付ファイルをそのまま返信メールに入れる事は
あなた自身がウイルスを撒き散らしている事になりますので、そういった
設定を行う事は絶対お止め下さい。


 特にコンピュータや通信,インターネット関連企業からのそういった
メールの発信は・・・御社の信用にも関わります。
(ふーん、ネットに対してそんな程度の知識しかないのね・・・ と)


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2004/03/30新規作成