喜多方−米沢線構想


 またまた勝手な発想です。

 実は恥ずかしながら最近になって知った路線(経路)があり、驚いています。
 それは、浅草−(東武鉄道)−東武日光−(東武鉄道)−新藤原−(野岩鉄道・会津鬼怒川線)−
会津高原−(会津鉄道)−西若松−(只見線)−会津若松という私鉄ルートで、しかも、浅草−
会津田島直通の列車が設定されていたからです。
 時間にして5時間ほどかかりますが、快速列車でこの時間は立派なものだと思います。
(その昔、東北本線−奥羽本線経由で急行列車「蔵王」が運行されていた頃、上野−米沢間の所要
時間が6時間位だったと思います。)

 せっかくこのような路線があるのですから、これを米沢まで接続してしまうのです。
 ルートとしては、国道121号沿いが自然です。
 接続駅は、会津側はJR喜多方駅,米沢側はJR西米沢駅が近そうです。

 問題は・・・

1.区間にして約60kmですが、国道121号を見てもわかるように、吾妻−飯豊山系を貫く
 大工事となりそうで、その費用は莫大なものになりそうです。

2.浅草〜会津田島が直流電化,会津田島〜会津若松が非電化,会津若松〜喜多方が交流電化と
 なると、DCで全線運行することになりそうです。
  しかし、DCで運行するとなると、浅草〜会津田島側の地上設備の問題がありそう。
 (燃料の補給とか)
  しかも、吾妻越えが必要になるとすると、パワーの大きな車両が必要そうです。
 (最近のJRのDCを見る限りではその点は心配ないかも?)

  全線電化するとすれば、会津田島〜会津若松を直流,喜多方−米沢を交流として、交・直
 両用車両にするのが費用的に押さえられそうですが、やるからにはその費用が発生しますね。
 (トンネルだって非電化であれば、そのサイズも縮小できそうなんですが。まぁ電化とすれば、
 現実的には中央本線のような形態でしょうか。)

3.最大の問題は、山形新幹線に時間的な面やその他で、太刀打ちできるはずがなく、利用者が
 望めないという事か。でも、喜多方−米沢直通のルート事体はおいしいかも知れない。
 (別にラーメン街道にひっかけて「おいしい」と言うわけでもないが。)

 といったわけで、実現は非常に難しそうです。



 ですが、将来、東北中央リニア構想が実現するのであれば、このルートの沿線を押したい所ですね。


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