90年8月31日 奥羽本線板谷峠のスイッチバック最終(のはず)列車である 439列車に乗る事ができました。 この日、たまたま川崎方面に出張が入りラッキーとばかり、行きは420列車, 帰りは439列車と往復でスイッチバックを楽しんで?きました。 乗車した列車の編成ですが、下記の通りです。 列車 福島方面←−−−−−−−−−−−−−−−−−−→米沢方面 420レ EF71−10 オハフ50−2158 オハフ50−2443 439レ オハフ50−2457 オハフ50−2192 EF71−7 ちなみに439乗車時 板谷で交換した福島行きの列車(440レ?)のEL (電気機関車)はEF71−3でした。(客車の車番まではわかりませんでした。) この頃は、山形新幹線関連の工事の最中で、板谷峠は上り線のみを使った 単線運転となっていました。 赤岩、板谷、峠と進むうち、もう客レでこの峠を越える事はないし、スイッチ バックもなくなってしまうのだと思いさびしい思いがしました。 そして最後の大沢。大沢には「昭和39年開業 さよならスイッチバック 84 大沢」とかかれた看板が出ていました。 さてこの列車が本当にスイッチバック最後だったかは定かではありません。 (営業運転としては最後だと思うのですが・・・) というのは、軌道の工事の際に、工事車両の引き込み線としてスイッチバック 部分が使われる可能性が大ですからね。・・・( '96/11/27 注:現在スイッチ バック部分は保守車両の引き込み線として標準軌化されて活用されています。) 板谷峠の各駅は、本当に山の中にありますから、道路より線路のほうが交通の 便が良いのは間違いありません。したがって線路を使って工事が進められるのは 当然のことでしょう。大沢方面から板谷まで車で越えたことがありますが、 ほとんど林道というか、すごい所でした。(もっともAE86トレノで行ける 範囲ですから、それほどひどくはないが。) 実はこの日、最後のスイッチバックを楽しむべく機関手と車掌間で使用されている 無線を聞こうということで、ハンディタイプの広帯域受信機(ユピテルのMVT− 5000です。機種選定にはラジオライフ誌の’90年7月号を参考にしました。) を購入してしまいました。 周波数については関係誌より目星をつけていましたが、実際の通話はなんとか 途中の駅で確認できました。・・・( '96/11/27 注:使われていた無線ですが、 本来公開すべき内容じゃないのですが、今となってはこの区間では使われていない 無線ですので、公開します。いわゆるCタイプの乗務員無線です。) ところで、列車を止める写真マニア(こんなの鉄道ファンじゃない!! おっと 善良な写真マニアに失礼だった。)がいました。まったく困ったものです。 写真を撮ってから列車に乗り込もうとしたのでしょう。板谷で交換した福島行きが 発車直後に止まり、その後ドアが一度開いたようです。その後、再発車時に連結器から すごい音を出して加速していきました。(定時運転を課せられているわけですので、 機関手が怒っていたのがよくわかりました。) それではレポート終ります。 (’90年9月に無線の転送系BBSに掲載した内容を加筆・修正してページにしました。)
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