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板谷峠内の携帯電話事情


 板谷峠内は山岳地であり人家も少ない事から、車内の公衆電話及び
携帯電話がつながる場所が限られております。
 そこで私の調査による携帯電話事情を紹介します。

 なお、私が使用している電話がJ-PHONEという事もあり、他のキャリアに
関しては沿線のアンテナ設置状況による予測を含みます。

 また車内での携帯電話の利用は、マナーを守ってのご利用をお薦めします。

目次

1.NTT-Docomo
2.J-PHONE
3.au


1.NTT-Docomo

1−1.沿線の基地局事情

 福島側は福島盆地内,米沢側は米沢盆地内に基地局がありますが、
峠内には特にないようです。

※FOMA(CDMA方式)ですが、2002年11月5日より米沢エリアもサービス
開始されたようですが、方式の差及び基地局の整備状況の関係上、
デジタル方式とはサービスエリアに若干差があると思われます。

1−2.車内からの利用の場合

 下り列車の場合で説明しますが、福島を出て庭坂の大カーブを
曲り、最初のトンネルが来るまでは通話可能だと思われますが、
その後は大沢を過ぎ、関根手前にある峠内の最後のトンネル(尾崎坂トンネル)
を抜けるまでは通話不能だと思います。

 なお、列車内の公衆電話も在来区間はNTT-Docomoのデジタル回線を使用して
いると思われる為、同等と思われます。
(ちなみに車内の公衆電話に関しては、東北新幹線内は、LCXという特別な
ケーブルを使用した列車無線の回線が使用され、トンネル内でも通話可能と
なっています。<騒音で厳しい面がないとは言えませんけど・・・)

1−3.沿線徒歩等での利用の場合

 確認出来ておりませんが、上記と同等かと思われます。

2.J-PHONE

2−1.沿線の基地局事情

 福島側は福島盆地内,米沢側は米沢盆地内には当然基地局がありますが、
峠内にも、大沢,板谷の各駅に基地局があります。
 どうも大沢,板谷には線路を保守する為の車両がある基地がある関係で、
基地局が設置されたようです。
(今ではしがらみはないのでしょうが、JRと、J-PHONEに出資していた
日本テレコムとの関係かと思われます。)

2−2.車内からの利用の場合

 下り列車の場合で説明しますが、福島を出て庭坂の大カーブを
曲り、最初のトンネルが来るまでは通話可能だと思われますが、
その後はしばらく圏外になります。
 赤岩を抜けしばらくして長いトンネルを抜けると板谷の基地局の圏内に
なります。板谷駅を過ぎるまでのわずかな間(「つばさ」では数分)だけ
ですが短い通話やメールの送信位は十分出来ると思います。

 板谷駅を過ぎるすぐ長いトンネルになり、峠を通過し、しばらくすると
大沢の基地局の圏内になります。ここも通話可能なのはわずかな間ですが
使えます。
 最後に、関根手前にある峠内の最後のトンネル(尾崎坂トンネル)を抜けると
あとは米沢の基地局のエリアなので問題なく利用できると思います。

2−3.沿線徒歩等での利用の場合

 上記以外にも通話可能なポイントを確認しています。
 撮影等で沿線に出る方、ご参考に願います。
 (ただし少し動いただけで圏外になるかも?電波が来そうな場所を探して下さい。)

・関根−大沢間 尾崎坂踏切の関根方(大沢の基地局と思われる)
・大沢−峠間 線路沿い27kmポイント付近(大沢の基地局と思われる)
・峠駅 旧ホーム線路側の柵の大沢寄り(変電所のあるほう)(大沢の基地局と思われる)

 赤岩周辺は圏外だったと思います。(もしかすると鉄橋側で通じるかも?)


3.au

 NTT-Docomoと同等かと思われます。


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2002/11/07改訂(米沢エリアのFOMAサービス開始に伴う修正)
2002/11/05新規作成