機種はfujifilmのDS-7です。 そう、新機種登場でここの所安売り対象となっている機種です。 予算に都合がつけばソニーのが欲しかった( 会社の人にも薦められた)のですが、生活できないと 話になりませんのでこれにしました。
1.正方画素で、VGA相当画素数(640×480)CCDである事(最低条件としました。) 2.手ごろな価格のSSFDC(メモリカード)を使用しているので、追加購入し交換することで、 パソコンに転送しない状態でも撮影枚数を増やせること。(旅行の途中など、パソコンのない所では 撮影枚数は問題になる。・・・まぁそういう場合はフィルム式のカメラのほうがいいですね。) 3.LCD表示(液晶ディスプレイ)がある事。 4.値段が手ごろである事(実はこれでも予算オーバーでしたが。ちょっと無理してしまった。) 5.乾電池が使える事(実際には単三アルカリ電池専用でしたが。) 6.大きさもそこそこである事。(エプ**のCPシリーズもレンズにビデオカメラ用のフィルタ等の 取り付けができるメリットがあるので、発想はいいのですが・・・もう少し小さければねぇ。)
1.使い勝手はまぁ悪くないか。 モード切り替えが片手で出来る(ツマミが軽すぎるのはあるが。)し、ボタンが多くないので、 手探りでも操作できます。ケーブル一本だけでパソコンと接続できるし(某社のデジカメ用の インターフェースケーブルのように、ケーブルの中に「箱」がついているなんて事もない。 ソニーのIr−DA・・・赤外線伝送・・・には負けますが。) まぁこんなもんでしょう。 マクロ機能を使って、写真を取り込む実験もしてみましたが、結構使えるもんです。 (ただ、照明の色に注意しないと色のバランスが悪いです。まぁ蛍光燈下では緑系が強く写るのは 常識ですが。) 予想してなかった機能は、本体だけでモニタTVに接続でき、撮影したデータを写せること。 (まぁ液晶ディスプレイがついているのですから、簡単な信号変換で出力できるのでしょう。) それから、パソコン接続キットのソフトが転送ソフトだけじゃなくて、画像処理ソフトが ついていたこと。(でも、転送ソフトだけの安価バージョンがあっても良いのにな。) パソコンのデータをカメラに逆転送できてしまうことには驚いた。(技術的に出来るのは 解るけど、その逆転の発想がすごい。あれ?他の機種ってどうだったかな?) 2.電池の消耗が激しい。 初め単三アルカリを使用していましたが、あっという間に電池消耗表示がついて、電源が 落ちてしまいます。これは噂通りでした。説明書にアルカリで約60分とありましたが、 そんなに持たないような? 電池の銘柄によっても違うのかも知れませんが、付属品として入っていたパナソ**クで、 そんな状態でした。新しい電池で本当に100コマも撮れるのかなぁ。なにせ撮影後内部の データ処理の為か7秒位待たされます。この間にも電池は消耗し続ける・・・。) 電源を入れた瞬間大きな電流が流れているようなので、こま目に電源を切ると余計に消耗して しまうようでもあるし、電源を切ろうか迷っているうちオートパワーOFFが動作するし。 試しに消費電流を計ってみましたら、撮影モードが最も電流が多く、1A(アンペア)位 流れているようです。単三電池という条件では、1Aという電流は非常に大きいです。 というわけで、「充電式の電池は使わないでください」という説明書の警告を無視!!し、 700mAH のNi−Cd(ニッケル・カドミウム,通称ニッカド)電池を使用しています。 これでも、容量が足りない時があるので、そのうち8ミリビデオ用のバッテリを接続する ケーブルでも作ってしまおうかな? 備考1:電池という化学物質を大量に消費するのは、環境上好ましくない!!!・・・ので、 充電式電池のほうが好きなのですが、Ni−Cd電池にも見切りをつけたい今日このごろ。 ご存じかもしれませんが、Ni−Cd電池に使われているカドミウムは水銀に並んで 人体に入ると危険な公害物質として有名です。使用中にカドミウムが出てくるなんて ことはまずないと思いますし、間違いなくリサイクルに回されれば問題はないのですが、 世の中の事ですので、焼却ゴミの中に混入してしまい焼却処分されている事もあるはず。 電池メーカー各社がNi−Cd電池から早く手を引かないかと思っているのですが。 なお、今回は買い置きの電池なので、新規に購入はしていないです。 次はNi−MH( ニッケル水素)電池を購入するでしょう。(とりあえず、カドミウム は使用していないし、容量も大きいしね。Ni−Cdより充電制御が難しいらしく、専用の 充電器が必要なのが玉にキズ。なお、他の公害物質が入ってないかどうかは知りません。) 備考2:「充電式電池を使用するな」という警告のついた機器が多くなりました。とくに生産物 責任法が出来てからこの傾向が強くなりました。 この理由は、充電式電池は大きな電流を流す事が出来る特性(専門的には、内部抵抗が 低い事)がある為に、何らかの理由・・・電池の外装がビニールなので、熔けたりはがれたり する場合もありうる・・・で、電池がショートした場合に大きな電流が流れ、発火・火災の 危険がある為です。 このような警告を無視した使い方は、自分の責任で行うことになります。 ちなみに後継機種であるDS−8は、液晶ディスプレイのON/OFFが可能になったようです (ディスプレイをOFFすれば消費電流は減るでしょう。)し、充電式電池が付属品につきました。 3.せっかくの35万画素CCDが生かしきれていない。 圧縮方式がJPEGなのですが、圧縮率が相当高いらしく細かい所を見ると、いかにもJPEGで 圧縮しましたと言わんばかりのザラついた模様!が見える。 2MBの媒体に640×480画素のカラーデータを最大30枚記録しようという都合があり、 画像1枚当たり60kB強しかありませんので致し方ありません。 でもこれでは、25万画素クラスの製品と解像度が変わりないかも? なお、「鉄道情報」の400系「つばさ」の頁にある写真は、借り物のRICHO DC-1で撮影したもの です。元の画像から一部を抜粋しJPEG圧縮したもので、本カメラではありません。 ちなみに後継機種である、DS−8のカタログを見たら、DS−7にあった320×240画素 モードが、ファインモードと称したモードに変わっていました。記録枚数が20枚になっているので、 圧縮率を落としたモードである事は明らかにです。 画像1枚当たりの記録容量が1.5倍になりましたから、そこそこ良くなっていることでしょう。 (ディスプレイのON/OFFとともに、堅実な改良がなされており好感を覚えますが、近い将来、 根本的な改良が必要になってくるかも。) 4.レンズが暗いのにストロボがない。 承知で買ったとは言え、カタログ仕様に書いてあったASA100相当という数値に間違いは なかった・・・ 夜の一般家庭程度の暗さでは、固定した対象ならそこそこ写りますが、シャッタースピードが 遅くなっているので、子どものようにちょこちょこ動く対象はブレが激しい。 (まして、暗い所での動いている列車を撮るなんて事は絶対無理・・・流し撮りする程腕はなし。) せめて、もう少し明るいレンズにするか、ストロボを内蔵するか、それができなければストロボを 外付けするための端子が欲しかった。(レンズを明るくすると絞りの機能が重くなりますし、 ストロボを外付けするとストロボの大きさや対象物までの距離で、明るさの調節が必要になって しまいそうなので、どっちらしても重装備になってくるかな?) 5.やっぱりズームが欲しい。 比較的広角に振ったレンズのようですが、先にも書いたようにJPEG圧縮の関係で細かい所が 必要な時は、対象物に寄って撮りたくなります。しかし、場所がそれを許さない場合がありますね。 まぁ値段が値段なので、ここまで要求するのは酷かも知れませんが、光学系の機能面については 実売2〜3万のバカチョンカメラにも劣るのが現状です。確かにCCDの解像度なんて、プロ用の デジカメでもフィルムに勝てないという現状がありますが、だからこそズームが必要ではないの でしょうか? 今の世代のデジカメ(メモリに記録し、パソコンに転送するタイプ)が出てさほどたっていない わけですが、今後の製品に期待しよう。 とりあえず、ズームではないものの、某社からDS−7用のテレコンバージョンレンズが出ている ようなので、それを購入してみようかな。 6.撮影したデータの表示速度が遅い。 まぁ内部に積んでいる処理部の能力の問題でしょう。まぁ仕方ない。大目に見よう。 (でも、ソニーのは速かった・・・)
なんだかんだ言っても買ってしまった以上、とことん使ってみるつもりです。
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