ゆり園展望台
田園散居集落
全国にも数少ない屋敷林(やしきりん)に
囲まれた散居集落。
こんもりと茂る屋敷林は,冬の厳しい北西風から防風・防雪のために植えられている。枝を切り落とし燃料にしたり,収穫後の稲を掛ける「稲掛け」として利用するなど,農村生活の知恵として多様に利用されてきた。
また,秋に刈り取りした茅(かや)の束を屋敷林の木々の間に立てかけ,防風や寒さをしのぐため「カザライ」という囲いをする作業が以前によく見られた。茅は寒風にさらされると腰が強くなり,春になると屋根材となり,屋根葺き職人が屋根を整備する姿が昔からの風景であった。
平成5年「第1回美しい日本のむら景観コンテスト」で最高賞の農林水産大臣賞受賞。
展望台は,いいでどんでん平ゆり園展望台(萩生地区)
ホトケヤマ展望台(中地区 天養寺観音堂付近)の計2ヶ所。
また,ちょっと足を伸ばせば,眺山(添川)の展望台から見る屋敷林も絶景である。

ホ
トケヤマ展望台からの眺望