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・主要諸元・ |
フレーム形式 |
DM860SS
089705〜090537 |
エンジン形式 |
DM860(D)
090151〜091430 |
ボア×ストローク |
86×74.4mm |
総排気量 |
864cc |
圧縮比 |
9.3:1 |
最大出力 |
73PS/7800rpm |
タイヤサイズ |
前輪 |
3.50V18 |
後輪 |
4.25/85V18 |
ブレーキ |
フロント |
280mmダブルディスク |
リア |
280mmディスク |
ホイールベース |
1499mm |
シート高 |
838mm |
全長 |
2210mm |
全幅 |
691mm |
重量 |
205kg |
ギア比 |
一次 |
32/70 |
二次 |
15/36
15/38 |
タンク容量 |
18L |
キャブレター |
デロルトPHM40AD/AS
デロルトPHF32CD/CS |
総製造台数 |
833 |
80年式
・フレーム等
品質及び耐久性に問題があった、スピードライン製の5本スポーク・マグネシウム・ホイールは、この年式からFPS製6本スポーク・アルミ・ホイールに変更されている。
900SSに取り付けられた最初のFPS製ホイールは、ゴールドにペイントされていたが、リムはポリッシュされた仕様であった。
これらのホイールは一般的に、ブレーキ・ディスクは4穴の仕様であったが、いくつかのSSには6穴仕様のものも存在する。
多くの80年式900SSには、79年式750SS及び900MHRに採用された、ブレンボ製「ゴールド・ライン」ブレーキ・キャリパーが装着されている。
900MHRと同じく、リア・ブレーキ・ランプ・プレッシャー・スイッチは、マスター・シリンダーからブレーキ・キャリパー・アタッチメントに移動され、ラバー製のカバーが被せられていた。
・エンジン等
80年には2つのエンジン仕様の変更が行われている。
初めに900SS、900SD及び900SSDの間で、クランク・シャフトの統一が行われ、80年1月10日から、全ての900ccモデルのエンジンには、新しいクランク・シャフトが採用されている。
以前のSSが採用していた38mmのクランク・ピンを持つクランク・シャフトとの違いは、コンロッド及び内部潤滑システムのみである。
キック・スタート・モデルは、左側シャフトに2mmの潤滑穴がないクランク・シャフトを使用しているが、全てのクランク・シャフトが統一されたため、エレクトリック・スタート・ベアリングに潤滑するための穴をブッシュで塞ぐ必要があった。
コンロッドは、ビッグ・エンドの周りに2重の強化リブが立った仕様のままである。
2つめの変更は、垂直シリンダー・ヘッド・カムシャフトである。
レデューシング・ブッシュが潤滑穴に挿入されるとともに、変更されたカムシャフトには新しいパーツ番号が付与された。
レデューシング・ブッシュが新しいカムシャフトに取り付けられていない場合、エンジンに深刻なダメージが発生する怖れがある。
また、プラスチック製のオルタネータ及びイグニッション・エンジン・サイド・カバー・プラグも、500SLパンタに採用されたスチール製のものに変更されている。
・電装等
前年式に同じ。
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