日成建設がなるべく分かりやすくお送りする、リフォームコラムです
リフォームをしよう!
■第14回 『吸音』と『遮音』は違う?(1) (2009.05.28)
今回からはまたテーマを変え、「音」をテーマにして何回かお話していきたいと思います。 よろしくお付き合いください(^o^)。
外の音がうるさい、あるいは階下や外に音がもれてしまう…などなど、 一戸建てに限らずマンションや集合住宅にお住まいの方にも「音」についてのトラブルはけっこう身近な問題ではないでしょうか? それを防ぐために、「吸音なんとか…」とか「遮音かんとか…」といったグッズが売られています。 この2つ、なんだか印象も似ていますよね。同じようなものだと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は、「吸音」と「遮音」は、言葉上の雰囲気は似ているのですが、 実はやっていることがけっこう違うのです。今日はそのうちの「吸音」についてお話したいと思います。
やや難しい話になってしまいますが、音というのは振動のエネルギーなのです。 例えば、スピーカーの近くに紙を近づけると、ブルブル震えたりしますよね? あのように、空気を振動させることで音は伝わっていきます。 音のエネルギーの大半は壁を突き抜けてしまいますが、 固いものにあたるとある程度跳ね返ってきます。この「跳ね返る音」を抑えるのが吸音なのです。
コンクリートの建物の中で手を叩くと、 「パン!」ではなく「パアァァン…」というふうに音の余韻が聞こえることがあるのですが、 その「アァァン…」の部分が、コンクリートの部分から跳ね返ってきた音です。 この「アァァン…」の部分をなるべく小さくするのが吸音の役割です。 部屋の中の音がはっきり聞こえるようになります。 学校のころ、音楽室や放送室の壁に、穴が開いた木製の板が使われているのを覚えていらっしゃいますでしょうか? あれは「吸音」をしています。小さい穴の開いた複雑な形の壁を設置して、音を跳ね返りにくくするという仕組みです。

※イラスト 新井エミ
ちなみに一般の家庭の場合、吸音については、吸音材などを用いなくても、 柔らかいものが部屋の中にあるだけで十分な吸音効果があります。 カーテンやカーペットなどには吸音効果がありますし、ソファやベッド等の家具を置いただけでも吸音効果があります。 実際に吸音リフォームの必要な場合というのは、ホームシアターやオーディオの鑑賞をなさる方、音楽をやってらっしゃる方…など、 部屋の中で大きな音を出したい場合が主です。
では、もうひとつの「遮音」は「吸音」と何が違うのでしょうか? これについては次回お話したいと思います。それではまた!
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