数年前....
第6話に出てきた後輩の家へ遊びに行った時のこと
私は仕事を終えてから行くことになっていたので
他の友人達よりも遅い時間に訪問することになった
この後輩は、かなりの霊感者で、また、家族の中に「霊能者」が
いる一家だったので、前々からいろんな話を聞いていた
後輩の家へ着いたのは..夜の11時を過ぎた頃だったかもしれない
私は、玄関前でいつも躊躇する
...なんとなく違和感を感じるのだ
だから家の中へ入ったことはなかった
意を決して入ると、すでにみんな集まっていて、2階から賑やかな声が
聞こえていた
後輩のお母さんに、部屋まで案内してもらう
ドア越しに、いつものメンバーの声を聞くとホッとした
「こんばんはー 入るよー」
ドアをノックして開ける
とたんに「風」を感じた
窓など開いていなかったし、エアコンもついていなかった
「遅いー」
っと、友人達に口々に言われ、私は苦笑いしていたが
心の中では「ダメだ」と思っていた
「風」は一瞬だけだったが、私は部屋へなかなか入れなかった
いつも感じていた違和感が強くて....怖かった
だが、入らないわけにはいかなかったので、意を決して入る
30分が限界だな...
そんなことをぼんやりと考えていた
30分もたたないうちに、私は「モ*へ行こう」と持ちかけた
みんなあっさりと賛成してくれたので、急いで移動しようとしたその時..
誰も何もしていないのに、その部屋だけが停電した
そして...見てしまった
私の真正面にあった襖が20p程開き、....
.....2つの瞳が私を見ていたのだ
私の悲鳴と同時に電気が点いた
見ると、襖が..やはり、20p程開いたままだった
なんでこんなこと..と、半狂乱になって話すと、来ていた友人の一人が言った
「さっきまで、私達の誰かがくるだびに襖が開くんだよ
いくら閉じてもちょっと目を離すと開いてるの」..と
以来、2度とその家へ行くことはなかった