今回のお話はあまり怖くないですm(__)m「不思議な話」編
数年前、15年以上一緒に過ごしてきたペットを失った
純粋な血統の柴犬で、半室内犬...名前はポチ
家族が出かけている間は外で過ごし、誰かが帰ってきたら家に入る
そんな生活を続けていた
そして...肝臓がんにかかり、安楽死させるしか道が無かった....
ポチは地元にあるペット霊園に葬られた
それから1年間は、家の中でポチの気配を感じていた
家族でカンが鋭いのは母と妹
だから、彼女達が台所で料理をしている時、よくポチの気配を感じたと言う
なぜなら、ポチは生前、私達が料理を作っている時に
台所の入り口に座って、おかずの半端になった物をもらっていたのだ
決して台所には入ってこないで、入り口で待っていた
何か料理をはじめると、カタカタとフローリングの床を
爪音をたててやってきて、じっと待っていた
ポチの死後1年間は、その足音がよく聞こえたらしい
二人とも、足音が聞こえると懐かしくて
台所の入り口を振り返って見るが、やはりいないので寂しかったと言う
私には何も聞こえなかったが....
ポチが死んだのが5月
その2ヶ月後にペット霊園で、合同法要が行われた
会場は、地元や遠くは関東方面からの来客で混雑したが
法要が始まる30分前には、それぞれの場所に落ち着いて
時が来るのを待っていた
法要が始まり、6人か7人のお坊さんが(だったと思う..覚えていない(^^;))
一斉にお経を唱えはじめた時、風が変わった
いくつもの気配を感じ、妹に問いかけた
「もしかしてたくさん「来て」いる?」
妹は頷いた
「始まる前からたくさん「来てた」よ みんな、お坊さんの方を嬉しそうに見てる
お姉の隣にもいるよ..大きい犬..ハスキーっぽいのが」
私には何も見えない
でも風が変わったことだけは感じた
「ポチは?どこにいる?」
「わかんない でも確かにいるよ ただ、はしゃいで遊び回っている」
私は、この答えで、なんとなく安心した
苦しんでいないなら....と