第16話 声なきメッセージ

ネット友達のトム氏からの投稿です 感謝m(__)m


    2年ほど前のこと...

   母は突然、原因不明の神経痛に悩まされることとなった

   腰に激痛が走り、左足が痺れて動かなくなったのだ

   病院で診察しても「挫骨政神経痛」と言われ、薬を飲み、安静にしたものの

   一向に良くなる気配がなかった

   その後も接骨院へ通ったり、針灸をしたが、どれも効果がなかった


    ちょうどその頃は、お盆にさしかかる時期だったため

   父と自分の2人で、墓掃除へ行った

   墓地では何やら工事をしているらしく、あちこちに足場が組まれ

   無造作に工事用具が置かれていた

   それらをかいぐくり、自分の家の墓へ行ってみると...

   墓石の真下に入るかのように、工事に使われていた杭が斜めに刺さっていたのだ

   それを見た父は怒り、すぐに工事を請け負っている会社へ電話し

   杭を抜くようにと抗議した


    2日後...

   それまで病んでいた母の腰の激痛と左足の痺れが、すぅっ..と引いたと言う

   その日のうちに、工事を請け負っている会社から

   「杭を抜きました」と、謝罪の電話があった


    偶然かどうなのか...わからないが

   墓の異変を知らせるために、先祖の人達が母に訴えていたのかもしれない...

    今でも母は

   腰に激痛が走ると、お墓へ行くようにしている...