この話もトム氏からの投稿です 感謝m(__)m
’98年1月某日のこと
その日は某HPのオフ会へ参加し、ようやく自分の部屋へ帰ってきた日の夜...
オフ疲れのせいなのか、眠りが浅かった
夢なのか、目覚めているのか
よくわからない状態が何度か繰り返され、意識は朦朧としていた
そして突然
自分が寝ているベッドが持ち上げられたような感覚を覚えた
一気に目が覚め、体を動かそうとしたが全然動けない
瞼すら動かせず、それでも必死に身体を動かそうとしていると
今度は、まるで身体が空中に浮かび
縦横斜めに回されているような感覚に襲われた
「早く止まってくれぇっっ!!」
頭の中はパニックになり必死に念ずると、ピタリと止まった
だが、まだ身体を動かせなかった
その時、窓の外に何かの気配を感じたのだ
同時にすごい耳鳴りと冷や汗がどっと沸いた
自分が住んでいる部屋は3階だったので、窓の外に人がいるはずがない
だが明らかに何かの気配が窓の外にあるのだ
気配の正体はわからない
自分は、必死に起きあがろうとしている時
その気配がいきなり動いた
窓も壁も..何もかも関係なく、その気配は部屋の中心にいる自分に向かって
まるで螺旋を描くように、すごいスピードで徐々に寄ってきたのだ
そして、気配が自分の間近へ来た時
瞼も開いてない自分だったが、その気配が何なのか
はっきりと感じ取った
..女の人...女の人だ!...
おそらくは、30歳ほどのスーツを着た女性
なぜ女性だと思ったのか、わからないが
自分の頭の中に、その人が現れたのだ
今でもハッキリと覚えている...
だんだん気配との距離が狭まり、自分のすぐ側まで来た時
全身に鳥肌が立ち、恐怖で頭の中がいっぱいになった
が、直後...気配は、いきなり消えたのだ
同時に体を動かせるようになり、勢いよくベッドから起きあがった
部屋の中や窓を確かめても、何もいなかった...
その後3月には、その部屋を出て別の部屋へ引っ越しした
あの体験は何だったのか...あの女性は誰だったのか...
未だに解らないでいる....