昔、レイモンド・チャンドラーに傾倒していた時期がありました
私立探偵フィリップ・マーロウに惚れ込み
彼が愛飲していたカクテルが気になって、試してみたくて...(笑)
同僚達とカクテルを飲みに行った時に注文しました
「ギムレット」
マーロウが飲んでいたギムレットは、少しだけ甘かったはず
でもこの時に飲んだギムレットは
私には辛すぎて飲めませんでした(^^;)
ちょっと気取った事を書いてみますが
ギムレットは大人に似合うカクテルだと思いましたね
マーロウのように、人生を積み重ねてきた大人になって
初めてその味が理解できるんじゃないかと...
だから、まだお子さまだった私達には
辛すぎる味(笑)
あれから数年...
以来、1度もギムレットを注文したことがありません
今度は注文してみようかと...
ちょっと考えています(笑)
初めてカクテルバーへ行った時のことを覚えています
バーテンダーに
「カクテル初心者なの」
と、注文をしたら、作ってくれたカクテルが
「ブラッディ・メアリ」
躊躇しましたね(^^;)
私はトマトは大好きだけど、なぜかトマトジュースが嫌いでしたから(笑)
それを言ったらバーテンダーは
ブラッディ・メアリのグラスに粒コショウを添えて言いました
「トマトが好きなら大丈夫。コショウを入れてごらん」
言われたとおりにコショウを入れたら
美味しかったんです(笑)
驚いていると、バーテンダーが言いましたね
「これこそがカクテルの醍醐味」
今、そのバーはなくなってしまいましたが
確実にカクテルの印象を決めてくれた、素敵なお店と人でした(^^)