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On Green Dolphin Street
60年頃のコルトレーン、グリーンドルフィンのソロを採ってみました。これはフラジオ音域で盛り上がっている部分です。2段目からわかるように、フラジオ音域で同じシークエンスを半音下げて吹いています。事前に準備しての演奏なんでしょう。フラジオが使える音域で運指も考えてフレーズを組み立てているようです。(2008.1.5)
'S Wonderfull
マイケル・ブレッカー、音を採りながら感心させられることしきりですが、こうして譜面にできても、吹きこなせるかどうかはまた別ですね。(2007.12.30)
Four
Fourの聴き比べ、耳コピ比べ、一部音符にしてみました。まずは、1956年のコルトレーン、マイルスのワーキンでの演奏です。ざらついた感じの音色、広めの間の取り方からややぎこちなさも感じますが、この時期のコルトレーンらしい歌いまわしが好きです。自叙伝によると、マイルスはこの時期のトレーンの悪癖に辟易していたらしいです。そんなトレーンを想像しながら真似てみましょう。
次はグロスマン、ハードバップなWay Out Eastでの演奏、アドリブ2コーラス目の後半です。2段目のシークエンス、3段目の細かい音符で助走して左手サイドキーへ駆け上がるラインなどかっこいいです。Am7 Abm7のところも機械的にならず、自然に流れるラインに感心します。グロスマンがよくやる階段を下りるようなライン、2度のインターバルを半音ずつずらしながら下がるフレーズもパクリネタです。最後に出てくるロリンズ的な三拍子っぽいリズム取りも真似しましょう。
グロスマンのFour、来日時のアップテンポでのライブ音源を聴き返してみると、アウトフレーズを交えたハードな演奏でWay Out Eastでのものとはまた違った印象を得ます。こちらもちょっと採譜してみたいところですが骨が折れそうです。エリックアレキサンダーのSolid!でのテイクの方がコピーしやすそうなので、次はこちらでしょうか。ジョーヘンダーソンのFourでの演奏は、例の6連〜吹きまくりが真似てみたいところです。これも採譜は大変そう。(2007.3.12)
素人サックス吹き的 曲攻略法
不器用な週末テナー吹きが、それらしい響きを目指しつつ、週末の一時を楽しんでいるメニューを並べてみようと思います。次のライブで演奏予定のFreight Traneを例にしました。(2009.2.11〜)
1 参考音源を集める
曲のコレクションは全てiTunesに入っているので、まず手元にあるものを聴き比べます。例えばFreight Traneでは、コルトレーンとケニー・バレルのあの良き時代の雰囲気を目指してみようとか、ジャック・ウイルキンスとマイケルブレッカーの鋭角的な雰囲気で攻めてみたいとか、東京名銘曲堂みたいに渋くとか、目指す演奏のイメージを持つようにします。なじみの薄い曲ではテーマの歌い方の参考にボーカルバージョンも聞くようにしています。1曲150円、iTunes Storeで検索して購入できるのがとても便利で助かっています。次の演奏予定曲等のプレイリストを作っておいて、通勤の車内で聴くのも楽しみの一つとなっています。
2 コード進行に慣れながら(プチ)ロングトーンもしてしまう
目指す音のイメージを持って毎日ロングトーンを行うなんてのはまず無理なこと、週末のわずかな時間、地味にロングトーンなどしてみても長続きしません。そこで考えてみたのがバンド・イン・ア・ボックスで作成したカラオケに合わせてガイドトーンを吹くという練習方法です。テンポ60ぐらいに落としたカラオケに合わせて下の譜例のようにコードトーンを吹くと、コード進行の把握と音色づくりがある程度一緒にできてしまうだろうというものです。
まず、次の譜例は1コーラスをDとEb2音だけで各コードのルート〜7thを演奏する例です(D7のところだけb9th)。半音のインターバルなので滑らかにつながります。ロングトーンしながら「このコードの7thの音は半音下げると次のコードの3rdにつながる」とか頭も使うことが大事なのでしょう。サックスの第1オクターブ、第2オクターブ、第3オクターブと上下の音域で吹くことで音程やビブラートの練習にも応用できます。週末サックス吹きは口の周りの筋肉が鍛えられていないため音程が怪しくなりがち、某教則本によると、下唇をリラックスした状態に保つために口の周りの筋肉を使っているというイメージで吹くと良いらしいです。
次の譜例では1小節目から Bb7th → Am7b5のb7th → D7の3rd → Gmのb7th → といった音の並びになっています。各コードの性格を決定付けている音を半音〜全音のインターバルで滑らかにつないで行く、教則本などによく載っているあれですね。いろいろパターンを変えてみたりしながら、コードネームを見なくても吹けるように流れを覚えたいものです。実際のアドリブに挿入しても良し、これだけでもロングトーンハイな高揚感が味わえます。
3 テーマの練習をする
アマチュアジャズバンドのフロントとしては、最も大事なところでしょう。アドリブの内容がどうしようもなくても、後テーマとエンディングをバシッと決めればそれなりに格好がつくというもの。スイング感を出すため、練習では8分の裏などタンギングの位置をきちんと決めて大げさなぐらい強調して吹くことを心がけています。複雑なテーマの曲はゆっくりからだんだん速く、テンポ100→240ぐらいで繰り返し吹き、滑らかな指癖にするぐらいにしておきたいもの。指の動きがしっくりこない部分は、風呂上りに楽器を持って指の動きだけやると結構効果がありました。これもバンド・イン・ア・ボックスで作成したカラオケに合わせると楽しく練習できます。
4 お馴染みフレーズを当てはめてみる
いよいよアドリブの練習、とりあえずはお馴染み持ちフレーズをU−X進行に当てはめたりしながら吹いてみます。フレーズとフレーズが上手くつながらなかったり、苦手な進行の部分を工夫するのも楽しんでやりたいもの。下譜の例では、5〜6小節目ののW−Wmフレーズと、7〜8小節目のU−Xフレーズが最初上手くつながらなくて試行錯誤してみました。Ebm7→G#7→C#Mと行きたいところを、C#Mの3rdとなるF音を同じく3rdとするDm7に進行するところがこの曲のポイントかなと思いまして、G#7→Dm7の部分はそんな音使いでつないでみました。暇な夜に楽譜作成ソフトを使って自動演奏で確認しながらこんな遊びをしていると、週末練習へのモチベーションアップともなります。9〜12小節はコルトレーンがキーCのブルースで吹いているフレーズをそのまんまキーBbに平行移動したものです。(多分 続く)
5 耳コピーする
最近はオーディオ機器の進化により、ブロックリピートやテンポを落としての再生が容易になり、活用方法の工夫で耳コピーも楽になりました(詳しくはCOMPUTERのコーナー参照)。この作業によって耳が鍛えられるというのは、耳に自信の無い私でも実感していることです。よく言われているように次の2つのポイントが大事でしょう。
@タンギングやリズムなど可能な限り微妙なニュアンスまで真似して吹けるようにすること。
Aなぜそういう音の綴りになっているのか理論的に分析すること。
上はコルトレーンのソロ4コーラス目の1部分、3小節目Dm7のルート音に半音でターゲッティングする例、Bbに解決する素直な2-5フレーズ等が聴き取れます。真似して吹いてみると、ハーフタンギングの使用でこの時期のコルトレーンらしいニュアンスが出せるように感じたりして楽しいです。
何をコピーするかですが、自分の演奏に足りない部分、強化したい部分を考えて、バップ的な雰囲気、メカニカルな雰囲気、ファンキーな雰囲気・・・など対象を選ぶのも手かなと思います。Aについては後でそうだったのかと気づく場合があるので、譜面にしてストックしておくようにしています。演奏の表現力アップとアドリブ語彙の拡充のために必要な練習です。コピー譜を活用する場合でも同様の練習はできますが、苦労して耳コピーしたものほど体に染み付きますし、憧れのプレーヤーにちょっとだけでも近づいた気がして楽しいです。
6 お手軽ペンタトニックを使う
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