新潟県との県境にある赤芝峡谷は新緑や紅葉の景色が美しいところで小国の景勝地です。荒川の流れによって浸食され深い花崗岩の峡谷になっています。
この峡谷の成り立ちについて、小国町史では次のように説明されています。
「逆断層によって沖庭台地が徐々に隆起し、ここに断層盆地が生じ、そこに水をたたえて湖水が生じたのであろう。当時の湖面はどの辺かは不明であるが、四周の最も低い所から排水をはじめ、沖庭台地の隆起に伴ってしだいに下刻を深め先行性の流路をたどりながら排水したのが荒川である。現在、赤芝の県道の通るところに岩石段丘面が見られるが、このことは西部山地の隆起の歴史を示すものである。」
小国盆地は大昔湖だったと考えられているのですね。
| 大地の変化地域教材一覧 |