会津周りの旅編


平成17年5月6日

ゴールデンウイーク中に東京に出張が入った。ただで東京にいけるなんて、ラッキー、と以前から乗りたかった会津鉄道⇒野岩鉄道⇒東武鉄道で行くことにした。

出勤日だったので、午前中は学校に。午後から年休をもらっての出発だ。軽い気持ちでタクシーを呼んだのだが、病院前から山形駅の西口まで1,960円もかかってしまった。さて、上りのつばさ、私にしては例外的に自由席。なぜかというと福島で降りるからだ。福島から郡山は久しぶりにMAXやまびこの予定。山形←→郡山間は、自由席だと1,820円引きになる。指定だと5,680円なのだが、自由席だと3,860円で、かなり違う。

山形新幹線つばさ(400−8)山形13:30→福島7:54



車内で昼食を。森弁当部の山菜牛肉弁当。新幹線改札前で、「はい、べんとーー。」と名物の声を響かせている。迷っていると、「これがおいしいよ。」とお勧めの言葉をもらった。900円。底のご飯粒がくっつくのが難点だが、おいしかった。車両の一番後ろに陣取って食べるのであった。



福島駅停車。ゆったりと減速し、停車位置にぴたりとブレーキきつめに停車した。いつもより慎重な感じがするのは、先のJRの脱線事故の教訓かもしれない。福島からはMAXに乗り換え。

東北新幹線MAXやまびこ(E455−120)福島14:45→郡山15:01



16分間のやまびこ乗車。席に座らずに、いろんなところをうろうろしていると、すぐに着いてしまった。

磐越西線快速(クハ455−46)郡山15:10→会津若松16:18

普通ならこのまま新幹線で東京に直行なのだが、磐越西線の快速に乗り換え。会津若松まで1時間ちょい。仙山線でも見かけなくなった455系に乗る。一両目に乗ったので、座席は。この455、3両編成の各車両のシートの色が違う。



会津若松で浅草までの乗車券を買おうと思い、快速の車掌さんに聞いてみる。ここでは新藤岡までしか買えないとのことだったので、会津若松に着くなり改札を目指して走っていった。しかし改札の駅員から、「もう出発しますので、車内でお買い求めください。」と言われ、走って戻るのであった。会津若松からは、AIZUマウントクスプレスに。ここからは非電化区間だ。快速扱いなので、高校生がたくさん乗り込んでいた。



AIZUマウントエクスプレス(8501)会津若松16:21→鬼怒川温泉18:21

車掌さんから乗車券を購入。ぺらぺらの感熱紙ではいやなので、「車内補充券じゃないのってありませんか。」と聞いてみると、特別乗車券を、停車駅の駅員からもらい、入鋏してくれた。途中の駅(どこかは失念)で見かけた野口英世列車。首の辺りにLEDの掲示板がある。



なぜ野口英世かというと、



しかし、これはちょっとやりすぎ?母シカからの手紙が書かれた車両。



会津下郷で高校生はほとんど居りた。そして会津田島からは「浅草行き」の列車が出ている。このような片田舎(失礼)で浅草の文字を見かけると、すごいと思った。会津田島で車掌も交換し、車内放送がメロディー入りになった。そして会津高原からは野岩鉄道に入る。直通運転なので、そのまま乗っているのだが。



AIZUマウントエクスプレスには、各観光地(周辺自治体)のパンフレットが置いてあった。こういうのってちょっと珍しいと思う。写真ぶれててごめん。



これが、マウントエクスプレス。路線上も特別な待ち合わせなどがないため、停車時間が短く、鬼怒川温泉まで撮る暇がなかった。



さて、スペーシア「きぬ」。子供のころは、鬼怒川温泉のことを知らず、だとばっかり思っていた。春日部で降りたのは、後輩と大宮で飲む約束を取り付けたため。急に予定が変わって困る。

特急きぬ138号鬼怒川温泉18:26→春日部20:00



写真、近すぎてだめですなあ。ホームの幅がちょっと狭い。



この時間、特急料金は午後割・夜割特急料金で1,000円になる。私鉄は安い。特急券は新藤原の停車時間に買っておいた。ちなみに、これは浅草までの特急料金。春日部だと800円。



スペーシアでは、早速ブッフェへ。日光地酒700円と唐揚弁当700を。まあ、レンジ商品なのだが。幕の内と選べる。弁当は2種類だが、他のメニューの種類は結構豊富だった。



春日部で降り、野田線で大宮へ。本当は宿に荷物を置いてきたかったのだが、半蔵門という中途半端な場所に(今日の朝、学校に行く前に急いで)予約したので、直接大宮に行くことにした。

東武野田線(モハ8829)春日部20:11→大宮20:32

日光地酒は結構量が多くて、結構ふらふらしながら、大宮に着いたが、ちょっとした連絡ミスで、空き時間ができてしまった。適当な店に入って、時間つぶしをするのであった。その後後輩と再会し、近くの飲み屋に入って、時刻表を見ながら、「どうすれば宿まで帰れるのか。」を検証。初めは、「大宮22:50→新宿23:36、新宿→四ツ谷か飯田橋、と乗り継げば、半蔵門線の最終に間に合うかな。」と考えていたのだが、飲み進めると、だんだんといい加減になっていく。だが頭はさえてくる。宿に電話すると、「四ツ谷からタクシーならそんなにかかりません。存分にお楽しみください。」とのことで(一部うそ)、四ツ谷にさえ行ければいいことが分かった。まぐろのさえずり久保田(紅寿)などをおいしく頂いた。



ということで、ゆっくりと飲み、本当の最終に間に合わなくなりそうになって、走って電車に飛び乗るのでした。彼からは、飲み代として、1001円をもらった。

埼京線(最終電車)(モハ205−247)大宮23:44→池袋0:18

池袋から山手線に。駆け込み乗車をして、ドアにはさまれてしまった。ごめんなさい。

山手線(モハE230−642)池袋0:24→新宿0:33

この時間帯でも新宿駅はこの賑わい。まあ、最終が近いので混む、ということだが。



総武線(最終電車)(サハ201−23)新宿0:40→四ツ谷0:47

四ツ谷からタクシーを、ということだったが、駅前にタクシーは無し。交番で「半蔵門駅って遠いですか。」と聞くと、「歩いて行けないこともないけど、この天気(小雨)だし、お勧めしないよ。タクシーにしたら。」と言うので、歩いて向かう。途中コンビニに寄りながらふらふらと、1時30分くらいにチェックイン。ひどい客だ。それから室内のビールを一本飲み、就寝するのでした。

今日の反省は、「よく考えないで行動すると、飲む時間を54分も損してしまうところだった。」ということ。

平成17年5月7日

東京メトロ半蔵門線(08901)半蔵門10:03→神保町

ところでここって、「じんぼちょう」なのですね。知らなかった。

ここで、会議。お昼は中華屋さん。

さて、帰り。

昨日の名残で大宮から新幹線にしようと考え、大宮を目指した。南北線を使って王子に出るつもり。

東京メトロ半蔵門線(8972)神保町16:20→九段下16:22

東京メトロ東西線(1063)九段下16:25→飯田橋16:27

東京メトロ南北線線(2101)飯田橋16:33→王子

ここって、半蔵門線で永田町だと、乗り換え一回なのですね。どっちがいいのだろう。地下鉄は複雑でよく分からない。王子を通り、正月の荒川線を思い出した。

京浜東北線(クハ209−79)王子→大宮

東北新幹線MAXやまびこ125号(E455−119)大宮19:02→福島20:14

山形新幹線つばさ125号福島20:17→山形21:22



こうして帰りました。その後、寒河江の飲み屋さんに置いてある焼酎一升瓶のキープを楽しんだのでした。あ、飲み屋さんに行くので、夕ご飯は軽くサンドイッチ。500円



<付録>新幹線のバリアフリーをちょっとだけ考える。

MAXは全車両2階建て。正確に書くと、新幹線は「MaxMulti Amenity eXpress:普通に頭文字に略すと「Mae→前」)」なのだが、直すのがめんどくさいのでこのままにします。「ax」は小文字。新幹線に乗り込んでも、階段があって車イスでは昇り降りできません(正確に言うと、平屋の席もあるのだが)。



そして、これが階段を上ってグリーン車の座席に着いたところ。



車イス用の席もあります。どうやって登るのでしょう。



それは、下の写真、中央がエレベーターになっていて、車イスでも昇降ができます。このエレベーターは8号車、グリーン車にしかありません。普通車では、さっき書いた平屋のところに乗ります。



いつでも利用できるように、ドアの前は荷物置き禁止です。




車椅子対応トイレの入り口はボタン式。



中も広々としています。



水を流すのは赤い丸に手をかざすだけ。



そして、福島からはつばさに乗り換え。

つばさのグリーン車にも車イス用の席があります。



普通車の車イス席。学生の頃は、この席の広いスペースがよくて、駅の窓口でこの席番号を指定して発券してもらっていた。ちなみに、車掌さんによると、この日は自由席に車イスの人が1人で乗っている、ということでした。自由席に車イス席って、ないんだよなあ。



緊締用(何と読むのですか)ロープ付き。



つばさのトイレ。やはり水は手かざし。バーもありますね。



洗面所。ここも、石けん、水、温風が手かざし。



よく見ると、ドア付近にもバーが。気がつかないものだ。



この穴の正体は?正解は、折返し運転のためのお掃除タイム看板ひっかけ。バリアフリーのためではない。



せっかくのバリアフリーなのですが、駅のホームとの段差はかなりあり、一人では乗降できません。駅員さんの出番です。山形駅。



私のなぞは、この鏡。この下にはたいがい消火器があるのだが、因果関係は不明。車掌さんに聞いても分からなかった。