函館編
平成10年3月27日
いとこの家庭教師をして、無事合格したので、函館にいっておいでと言われた。私が案内で、部下はいとこ(中3)とその妹(中1)。
山形駅で待ち合わせ、いよいよ仙台に向かった。青森まで鈍行での旅である。旅費は親戚餅持ちなのだが、函館での豪遊を考え、行きは貧乏に行った。でも、仙台からは719、小牛田一関、一関盛岡は701で、いとこはつらかったと思う。盛岡からは特急「はつかり」に乗り落ち着いた。車販では、ジュースを買ったときに、水滴を拭いてくれてとても気持ちが良かった。青森からは定石どおりの快速「海峡」ではなく、フェリーにした。青森駅からフェリー港へは以前歩いていこうとしてひどい目にあったので、今回はタクシーにした。1040円だった。
東日本フェリー「べら」号1700時発2040着で、カップラーメン200円等を食いつつ、明日の豪遊を夢見た。函館の夜は美しい。イカ釣り漁船が「これも食ってくれ」と言わんばかりに働いている。
函館では駅前の旅館をリザーブしたが、技を使って、3人で素泊まり10000円ちょいでとまることができた。ひみつ。夕ご飯はサンクスで弁当と、これこれ、北のきりんを買って飲んだ。その他遊木館というお土産やに入ったが、とんでもなかった。
平成10年3月28日
函館と言えは、朝市、朝市と言えは輪島と言うほど、函館は朝市の町である。
朝食のため、桜桂(おおけい)という店に入ってみた。臥牛丼(がぎゅうどん)は、うに、ほたて、紅トロの三色丼で、1800円だった。いとこはえび、いくら、ほたて丼1500円、などを頼んだ。函館と言えばイカなので、イカソーメンを注文。800円だったが、うまかった。しゃくしゃくしていた。だが、夫婦で切り盛りしていた店の雰囲気が寒くなってきた。おやじが、怒りはじめたのだ。そっと話を聞いていると、なんでも、夫婦の息子が高校に合格したのだが、旅行に行きたいらしい。で、なまいきな!と言う話で、まったくそのとおりなわれわれは肩身が狭くなった。だが、思い切って「うちらも、高校合格の旅行なんです」と言ってみた。そしたら、「どっから来た?」というので、「山形」というと、なんと奥さんは長井市歌丸の出身で、子どもと一緒に明後日から山形に旅行(帰省?)するらしかった。そこで、話は弾み、昨日の残りで悪いが、といいつつ、うまいだしの具だくさん味噌汁をごちそうになった。言ってみるものである。
満腹になった我々は、朝市を見学することにした。メロンを一口大に切って、棒にさして売っているところなどは原宿のようである。また、すぐに「見てって」と声をかけられるのだが、かになど買うお金はなく、むなしくなってしまった。「にいさん、どこから来たの?」と聞かれても、やる気なく「南のほう」と答えた。するとおやじは「南のほうってのがおかしいよな。カンボジアか、カンボジア。」と憎まれ口を叩いていた。しかし、すぐに次の外人家族の観光客に「オー!ファミリー!」という上級英語で話しかけていた。
その後、市電に乗り込んだ。函館の市電に乗るのは一年半ぶりである。町中を車をかき分けて器用に進むので、乗っていても楽しい。札幌の市電とは違って、側面にいろいろな広告が書いてあってよい。市電を下りてバスに乗り、五稜郭に向かった。一周してみたが、大まかには霞城公園のお堀、と言う感じだった。さて、五稜郭タワーに登ってみることにした。エレベーターガールは「閉めるドアにご注意ください」と言っていたが、普通は「閉まる」だよね?タワーは結構高かったが、工事中で、たくさんの支柱にさえぎられた風景を見ることになった。五稜郭資料館に入場料50円という安さにつられて入ってみた。良く分からんかった。帰りに、男しゃくラーメンという店に入り、いかラーメン800円を食した。イカは茹でてあったが、うまかった。
夜はいとこの妹の誕生日だったために、赤ちょうちん本店という飲み屋での宴会(私だけ)となった。イカ乱盛560円、いか沖漬け280円などを頼み、ほろ酔いだった。となりのテーブルの客が「お飲み物はなにがよろしいでしょうか」と聞かれて、「水とお茶」と言っていたが気にしなかった。