山形支部標準マウスがどうにか完成して、やっとこ作動試験のできるところまできた。これで、私も自分のロボット製作に入れる。
ま、自分の性格の悪いところをしっかり認識させていただいたのは、有りがたいというか、いまさらというか、疲れたよ。私みたいな人間は、協同作業なんてのはするもんじゃ無い。
日本システムデザイン社のマウス用新型ボードも届いた。ドライバも組み込んであり、小型で使い勝手が良さそうだ。とりあえずモータを廻してみよう。
プログラマブルロジックデバイスが積んであるのも良い感じ、いつかは勉強しなければと考えていたので、良いチャンスだ。私くらいの歳になると、必要に迫られないと新しいことに挑戦しなくなる。
ま、そこそこ頑張ってみよう。
さぁってと、画像を一枚取り込むという計画を再開する予定。
新プロジェクト、RC潜水艦への挑戦もスタートさせたいしね
左の写真は、単に左側から撮った山形支部マウス試作2号の画像。なかなか景色も良いじゃんか。
三浦先生んとこには、7033のアートワークを裏返しにした試作1号が修行に行っている。賢くなって帰ってこいよ、ってなもんだね。
横からの景色は、全く私のまうすになっているのが残念だ。特に7033を後部に縦に並べるのは私のスタイル。これは、私の最も好きな近代の戦闘機、F111の垂直安定板を真似たもの。
性能が悪いんだから、好みのスタイルでなにが悪い、という開き直りのデザインなわけだ。
それと、前方にはセンサ関係が搭載されるので、車体後部にドライブICを積んで重量のアンバランスを解消したいという意味も有る。
右の写真は、右側から撮った山形支部マウスの画像。三端レギュレータに放熱板を付けなきゃなんないのを忘れてしまったので、0.5mm厚のアルミ板を金切り鋏で切断してとりつけた。
おかげで、手のひらにあたると火傷をするという、危険なまうすになっている。
基本構想のときは、三端子レギュレータは基板にビス止めして、基板を放熱板にするつもりだったが、ちょっと心配だったので変更した。
だもんで、三端子レギュレータのビス穴の部分とレギュレータの下面が基板と接する部分も配線が通っている。
こいつは失敗だった。ま、経験値がプラス1ということで、ごめんなさいなのだ。
『おまえの経験値が上がっても何の役にも立たないだろう!!!』というクレームは却下します。
左の写真は、山形支部標準マウスのセンサ部分。日本システムデザイン社さんのご好意により、NORIKO’93の回路を使わせていただいた、心より感謝いたします。
自作の回路を使いたかったが、他人に使わせるには再現性に自信が無い。加えて我設計ながら無駄が多く、評価に耐えられない回路なので、きっぱり諦めた。
センサ基板の幅は82mm。6mm幅のタイヤを使うと、マウスの車幅は約79mm。8mm幅のタイヤならマウスの車幅は83mm。
どちらのタイヤを使っても、そこそこの性能は期待できるのではなかろうか。
設計者としては、斜め走行が充分可能なサイズに設計したつもりなので、頑張ってね、という意味です、はい。
右の写真は、とりあえず組み終わったマウス。みてのとうり、電源スイッチは無い。これは、スペースが無かったということと、スイッチが高価だし電源のコネクタをスイッチと兼用させても問題は無かったという経験則からこうした。
もっとも、最初に電源を繋ぐときは流石に恐ろしいものが有るが。
秋月電子のH8ボードがマザーボードの中央ではなく、やや左に偏って搭載されている。これはデジタル系のために、1Aまで流せる大きめの三端レギュレータを取りつけるスペースを確保するためにこうなった。
ちなみに、アナログ系は、秋月電子のH8ボードに搭載されている三端レギュレータを取り外して付けるという経済的な設計になっている。
左の写真は、秋月電子のH8ボードを取り外して、マザーボードが見えるようにしたもの。
後部中央の二つのコンデンサは7033への電流供給回路の入り口に取りつけたもの。こいつも全く個人的な好みで2個取りつけてみた。
車体左側のアナログ系三端レギュレータの上部にあるプッシュスイッチはリセットスイッチ。
車体下部のプッシュスイッチはスタートスイッチ。その横がロータリーディップスイッチ。プルアップ抵抗内蔵のポートに接続してあるが、とりあえず5ピン4素子の集合抵抗でプルアップしてある。
車体前方の8個のLEDは走行モードやアナログデータなどを表示するため。その横の4個のLEDは、基本的には壁の有無を表示するためのもの。圧電ブザーを取りつけないマウスのばあいは、スラロームに入るタイミングの確認などには、非常に有効なアイテムだ。
山形支部標準マウスはこれにて完成。