平成24年春、前年に見せていただいた先輩の一窯式のピザ窯に魅せられ、自分も造ってみることを思い立ち、冬のうちに計画を立てて大まかな設計を進めていた。雪解けと共に発注し、準備ができたところで5月1日本格的に工事に取り掛かった。
1 |
窯の土台を固め、1段目にブロックを積む。その上に庭の飛び石の大谷石を加工し左右・中央・背面の4枚を積んで、さらにコンクリート板を重ねた。 | 2 | コンクリート板は近くのコンクリート会社から購入。1400×300×40の板をカットしてもらい900の長さにし、900×900の天板にして土台を完成させた。 |
||
3 | 土台の上に(ここから耐火セメント使用)耐火煉瓦を21個並べ窯自体の土台を造る。 |
4 | 立ち上がりは、慎重に水平を見ながら、焼き台置きの3段目(ここまでが燃焼室となる)を考慮しながら5段目まで積む。 |
||
5 | 焼き台も並行して進めるために、塗装コンパネにビニールを敷き焼き台の型枠を作る。型枠の内側に養生用のテープを張り、後ではがしやすいようにする。 | 6 | 40㎜厚に耐火セメントを流し、置き台の奥の部分が高くなるようにした。 |
||
7 | 完成した置き台 (打ち込みから3日) |
8 | いよいよアーチ部分 コンパネを円形に3枚切りそれを半分にした半月型を6枚にした。縦板は1分ベニヤを煉瓦の幅に切ってアーチ部分の型枠を造る。 |
||
9 | 高さを見ながら型枠を4本の柱で支え、セメントを積んだとき、下にこぼれていかないように新聞紙を貼る。 |
10 | 仮置きをしながら、下の段から順に積み上げ耐火コンクリートで隙を埋めていく。 | ||
11 | 10に続く。 |
12 | 背面も同時に進める。 煙出しの部分も考えて積んでいく。 |
||
13 | 全体が積み終わったところで型枠を外し、煙突をつける煙出しを整える。 |
14 | 煙出しの部分 |
||
15 | 焼き台を固定し両脇にも耐火セメントを詰めて固める。 |
16 | 煙突を配置し、窯の部分は完成。 扉は、手作りの予定だったが、急遽、鉄工所にお願いすることにした。 |
||
17 | まずは扉。形に合わせて作っていただく。扉にも耐火セメントを詰めるため、厚さを50㎜にして、網を付けてそこにセメントを流し込む。 |
18 | 鉄工所による扉型枠の設置。 |
||
19 | これが完成形。 ここまで約一か月の作業。 |
20 | 上が焼き床で、ピザを入れて焼く所。 下が燃焼室。連続して焼くことができるようにした。 |
||
21 | パイプで枠を組み、屋根を上げ。隙間を利用して薪置場として利用することにする。 |
22 | 初釜? |
||
23 | 初作品! |
24 | 24年秋、薪を購入。 |
||
※扉の製作過程は、芳賀鉄工所のブログをご覧ください。 |
R.4.10.06 少人数でしたが、楽しくピザ作りをしました。お礼にアルバムプレートをいただきました。
H.25.10.21~22 致芳児童センターの児童を対象に公民館とタイアップして「わくわく体験教室」幼児版を我がピザ窯を活用して実
施しました。幼児数30名ということで二日に分けて実施。用意しておいた生地を延ばすところから食べるところまで
場所を提供して、楽しくピザづくりを体験できたようです。
まず、生地を丸めてそれから丸く延ばしていきます。 次に、ピザソースをぬって
たまねぎやサラミ、ピーマン、コーンなどをきれいにトッピングしていきます。
最後に、チーズを載せて、順番に窯の前に並んで窯入れを待ちます。薪を入れながら、一つずつピザを焼いていきます。
2分ほどで焼き上がり、すぐにバジルの葉を載せて完成です。後はみんなででおいしく食べました。