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サクラ大戦2 〜君、死にたもうことなかれ〜
- 機種 セガサタ−ン
- メ−カ− セガ
- ジャンル ドラマチックアドベンチャー
- 価格 定価6800円+税
- 発売日 1998年4月4日土曜日
- ゲ−ム内容
サクラ大戦の第2作目、今回はサクラの季節に発売された。
新メンバーを加えた帝国華撃団に起こるイベントの数々・・・。新要素が追加されたアドベンチャーパート。
前作よりパワーアップしたユニットを操作し状況に応じた緻密な戦略を立てながら進める戦闘パート。
の二つから成り立つ。
- 私が買った理由
前作「サクラ大戦」をプレイして面白かったこと。限定版が欲しかったことなど(限定版は無く、初回限定版だった。)
- レビュー さくらED後
正直に言えば、期待していなかった。前作「サクラ大戦」は全員クリアを目指したほどハマったが、「2」が発売されると雑誌で読んだとき、「続編か〜限定版買わないとな」と最初に思うぐらいだった。これも「サクラ大戦」が有名になり、メディアミックスされたり、ミュージカルで上演されたりして、メジャ−タイトルになりすぎ、興味が失せ欠けていたからだ。その他にも、最近の惰性でプレイしてきたゲームで疲れていたかもしれない。極めつけは、あのセガ「サクラ大戦2」CMの「せがた三四郎とさくらの共演」。噂には聞いていたが、見終わった瞬間、唖然としてしまったほどだ。「きつい、きつすぎる」と誰もが思ったかもしれない。まあ、そんなこんなで4月4日を迎えた。
- 「檄 帝国華撃団(改)」がオープニングで流れ始めた。その瞬間、私は微笑んでいたのかもしれない。懐かしさ、この歌をまた聴けた喜び、私は何だかんだと言っても「サクラ大戦」が好きなんだと改めて実感した瞬間だった。
シナリオ 王道である。展開は前作ほぼ同じ。始めて数話で最後までの展開が読めてしまうのはなぁ。各キャラ個別のシナリオがキャラの内面を深く掘り下げている。
ADパート LIPSが面白い。LIPSの選択で大神性格ゲージが変化しメッセージが変わるのも良かった。
戦闘パート 前作で無限にかばうことが出来たが2はかばう3回、隊長の作戦(風林火山)が加わり戦略性が前作よりアップした。
戦闘面演出:必殺技カッコええ。ポリゴンCG光武の必殺技は長いが格好いいので許す
新キャラ 織姫:前作のスミレの様で、今時のコギャル風の喋りで外国人風日本語
レニ:感情の無い戦闘マシンの少年。実は・・・って私は驚きました。
月組・薔薇・風組:加山雄一(加山雄三元ネタ、月組)、愛と美の薔薇組(濃い三人組)、風組(帝劇三人娘)が登場しサクラの世界が広がった。
声優:声優さんが豪華且つ演技が上手い。どのキャラもあっている。が、乙女学園出身の??役のスマイルスマイルの野村祐香嬢一人の演技が他の声優さんとの演技との差がはっきり出でいたと思う。(サクラミュージカル)全員歌がうまい。歌謡全集を買ってしまった。(奇跡の鐘がイイんだよね。)
EDもグッド。前作にもあった「帝国劇場の長い一日」も○。
- 第十三話の存在 十三話が終了し本当に「サクラ大戦2」が終わったとき、突き放された気がした。十三話に対して私はハッピィーエンド的なものを期待していた。が、結果は別れである。大神=プレイヤーの分身との別れで気分は一気に現実へと加速した。私は大神に感情移入していた、13話の始まったとき、また花組に会えると思っていた。自分が望んでいたのは、馴れ合い?変わらぬ日常を生きていくこと?現実と変わらないことをゲームの世界にも求めていた。求めていたことが拒絶された・・・・現実と同じ、変わらない日常なんてありえないのか。
- 君、死にたもうことなかれ 歌人与謝野晶子が戦争に出征していく弟に贈った歌だ。死んでは駄目だよ、生きて帰って来て。の様な意味だ。ゲーム中では最終決戦に向かう大神隊長(花組全員)に楓さんが言う言葉だ。現実問題として犠牲は必ず出てしまうと思うのだが。
- サクラ大戦3? 中尉に昇進し大神はフランスへと旅立っていくところで終了する。レッドの広井氏がフランスへ行って来たようだ。ファミ通のマル天で書いてあったがこれはサクラ大戦3への布石なのだろうか?それともワールドカップの下見か(笑)
サクラ大戦2は個人的に非常に満足できた作品だ。全てにおいて最高のクリエーターをそろえて作っただけのことはある。しかしセースル的にはどうだったのであろうか?広井氏は100万本行くと強気な発言をしていたが、結果(サタマガ6/19・26日号現在)約52万本程度だ。現在のサターンで50万本を超える作品はほとんど無い。そういう意味では成功したと言えるが、前作サクラ大戦は約60万本セールスと聞いているから前作をプレイしたユーザーがそのまま2も購入したことになる。100万本達成の為には新規ユーザーの獲得が必須条件だったにも関わらず販売本数に現れていないということは、獲得失敗だったのだろうか。
サクラ大戦をプレイしないユーザーはサクラ大戦をギャルゲーと思ってプレイしない人がいると聞く。それは偏見であってある意味ギャルゲーだが、プレイして良かったと本気で思えるゲームであることは間違いない。未プレイユーザーは切にプレイする事を勧める。
サクラ2ヒットにより、おそらくサクラ3は発売されるだろう(機種はわからんが)。また、彼女達に出会えることを楽しみに。
(歌謡全集を聞きながら)
リンダキューブ 完全版
- 機種 セガサタ−ン
- メ−カ− ASCII
- ジャンル 究極のサイコスリラー+ハンティングRPG
- 価格 定価6800円+税
- 発売日 1998年6月18日木曜日
- ゲ−ム内容
簡単に言えば、120匹の動物を箱船に集めえるゲーム。
- 私が買った理由
元のPC−E版は全く知らないが、PS版発売の時にファミ通に開発者、桝田氏のインダビューが掲載されていて、それを読み興味を持ったのが最初だった。それからSS版が発売されると知って、サタマガを読み、こ、この世界観は俺好み、これは買わねばと予約に走ったのであった。
- レビュー シナリオA,B,Cクリア後。
- はっきり言って見た目(画面)はショボショボである。PC−E版となんら変わりはないと思う(知れないけどね)。しかし「リンダキューブ」はゲームはグラフィックではないということを証明してくれる。箱船に動物120種240匹を集めるのが、目的ではあるが集める過程は自由度が高い。まぁ基本的にどこでも行けて(シナリオ制限有り)、どんな動物も捕獲できるちゅう訳なのだが、やっぱりLv低いとボコボコにされちゃう(笑)ボコボコにされても死んでも?復活してスタート地点に戻るだけだから何度もボコボコにされてもOK
- ハマった!:私が、一番ハマったのは動物集めでも、シナリオでもなく動物を食料加工て、肉屋に高値で売りつける事だ。
- 動物単体での価格が数百Gでも、食料加工すれば数千Gに価格変化する動物を捕獲しては、食料加工し、捕獲しては、食料加工しの繰り返しが大金を生み、その過程が一番ハマった。自分が貧乏なんで、ゲーム中で大金持ちになろうって感じで、その繰り返しが後になって考えれば悲しかったりするのだが・・・。
- シナリオ:う〜ん、こうゆう感じってサイコって言うのだろうか?ジャンルはサイコスリラーって書いてあったからそうなのだろう。
- シナリオA(初級)ですが全体的に暗めで、従来のRPGの勧善懲悪的なものじゃないです。「メリークリスマス、お兄ちゃん」「死体は探すより作る方が簡単なのサ」ってセリフや挿入されたムービー(ウゲェ的な)がプレイする人を選ぶのではないかと思う。サイコさんが好きな人は是非にプレイしていただきたい。私はと言うと、世界観が好きで買った訳だが、後味の悪い面白さって感じなのだろうか?
- シナリオC:ゲーム中の謎がシナリオCで解明される。100種類は何とか集めたが、120種類全部となるとよほどヤリ込まなければきついだろう。ホント、どこにいるかわからんって。
- シナリオCはシナリオ選択時にもあるのだが、A,Bをクリアしてからプレイしたほうが良いだろう。クリアしていた方が、シナリオは全く別物なのだがA、Bのシナリオとの関連性の微妙なずれがより楽しめる。いわゆるパラレルワールドってもの
- シナリオD:はっきり言って難しい・・・・
- 国分名人に挑戦・・・未プレイ
- シナリオを終わらせずに、動物を規定数集め箱船に乗り込みEDを迎えることもできる。
えっ、て思うかもしれないが、「箱船に動物120種240匹を集める」のが目的なので納得してしまった。イベントは時間経過(又は季節経過)によって起こるらしいので、イベント待ちの傾向があった。
- 操作性:私はボタン配置を変更することが出来ればもっと操作性が良くなったのではと思う。使いにくかった。ボタン間違えるんだよね。
- 声優:高山みなみ嬢の熱演でリンダがピッタリ。ケン&ネクの矢尾一樹氏も屈折したネクが良かった。個人的にエモリ博士の青野氏が博士の二面性の出し方が上手いなぁと思った。
- カナビス氏の描くキャラクターはどれも味があって良い。特にリンダは声優高山みなみ嬢をイメージして描かれたそうなので、まさにピッタリ!リンダはええ子や。
- PS版との違い:良い子のプレステで削除された、ブラック&ピンクな表現の復活、完全版のみのサントラCD、国分名人挑戦モード収録
- おまけ:シナリオCで100種以上の動物を集めると出現する、おまけ(色々)ゲーム中で使用されたサントラ、歌、ムービー、静止画、や元のPC−E版のグラフィック等が興味深かった。
個人的には非常に満足している作品だ。動物集め(食料加工)にこれほどハマるとは思わなかった。シナリオも勇者が魔王と倒す王道物では無く新鮮だった。良い作品は何年経っても色あせないと言うが、「リンダキューブ完全版」はまさにその通りだと私は思っている。
セガフリークスにも書いたのだが、う〜ん何で売れないだろうね。もっと売れるべき作品だと私は思うのだが。この時期にサターンで発売ソフトの中でも売れなかった・・・プリメ2よりは売れていたが。
平成天才バカボン 進めバカボンズ
- 機種 セガサタ−ン
- メ−カ− GE
- ジャンル パズル
- 価格 中古980円+税
- 発売日 ????
- ゲ−ム内容
ぷよぷよタイプの落ちゲー。
- 私が買った理由
数年前、ゲームショップでお試しプレイをしたが、ゲームとして面白くは無かった。
時は流れ98年8月初旬、中古980円で見つけバカボンファン&懐かしさで購入(笑)
- レビュー まだクリアしてないんですぅ
すばり、バカゲーである。
ヘナヘナな音楽、バカボンキャラの登用。永遠に決着がつかない勝負。連鎖が決まったときのキャラ別のアクション、極めつけの挿入されるアニメーション。どれをとっても「くだらね〜」と言いつつも笑ってしまう。バカゲーとして抑えて置きたい一本だ。