高規格幹線道「米沢南陽道路」開通!!!

   愛称「うきたむドリームロード」


1.はじめに

 97年11月21日の午後3時、山形県南部の置賜地区を縦断する
高規格幹線道路「米沢南陽道路」が供用開始されました。


2.道路の概要

 「米沢南陽道路」は米沢北IC(山形県米沢市窪田町)から南陽高畠IC
(山形県高畠町深沼地区)の8.8キロ間を結ぶ自動車専用道路である。
 制限速度は70km/hの暫定2車線で供用を開始(途中1.3キロが4車線)し
国道13号線のバイパスルートともなっている。

 当面は一般有料道路としての開通であるが、将来東北中央自動車道に
組み込まれる。(東北中央自動車道は、福島県相馬市から秋田県横手市を
結ぶ計画の高速道である。)また、こちらも計画中であるが、地域高規格道路
「新潟山形南部連絡道路」とも一体の高速交通ネットワーク道路になる予定。

 米沢北ICは国道13号線米沢パイパスからそのまま西進した個所に、
南陽高畠ICは、国道13号線南陽パイパスと国道113号線の交差点の
南側にある。

 通行料金は普通車300円,軽自動車250円,大型車500円,特大車
850円で、当面米沢北ICでの料金徴収のみとなる。
(南陽高畠ICはフリー通行で、米沢北インターにのみ料金の自動収受機が
設置されている。従って南陽高畠ICより入った場合は米沢北ICにて
料金を支払い、米沢ICから入った場合はその逆となる。)

 支払いは現金の他にハイウエイカードや回数券の使用が可能となっている。
(回数券については、こちらのページを参照下さい。)


 なお高畠町深沼地区内より国道13号線を南進する場合、国道13号線
南陽パイパスと国道113号線の交差点が変則交差となっているので、
現場を通過する場合はご注意下さい。
(南陽バイパスをそのまま南進すると、「米沢南陽道路」に進入します。)

 ・参考資料:山形新聞'97年8月22日朝刊
       高畠町広報誌「広報たかはた」'97年12月号



3.「米沢南陽道路」走り初め

 開通当日、「米沢南陽道路」の走り初めしてきました。


 会社からの帰宅途中、まずは割引回数券を購入しようとR13南陽バイパス
からそのまま南下し、太陽館(高畠駅)に向かうことにした。
 といっても、R13とR113との交差点部分は今までと同じ変則のまま
残っており、南陽バイパスからそのまま南下してしまうと米沢南陽道路に
入ってしまうのです。こりゃ絶対有料だと気がつかないまま、米沢南陽道路に
進入するのがいるぞ・・・と思いながらR13を進んでいった。
 上を走っている車より流れが良かったような気がするがそれは置いといて・・・

 途中一本柳地内で従来T字路となっていた部分(県道高畠川西線との交差点で、
R13との連絡道路となっている。)には側道が開通し、直進するとそのまま
NEC近くの踏切まで行けるようになっていた。
(踏切を考慮してか、T字路だった所から先の側道には大型車は進入できない
ようだ。)

 太陽館に着いて肝心の回数券をと思ったら、なんと取り扱うのはAM9時から
PM5時らしく、この時すでにPM8時30分で買えなかった。(注・・・
回数券を取り扱うのは駅の窓口ではなく高畠町の観光協会の温泉の受け付けの
ほうです。)
 わざわざここまで着たのに・・・けんか売っとんのか!とは口には
出さなかったものの、なんか割り切れない気持ち。まぁ側道の走り初めって
事で今回は勘弁しよう。でも回数券手に入っていたら、往復しただろうな。
(今回のレポートは残念ながら上り線のみです。)

 そして、また側道を通って山形方面に戻り、南陽IC側から、
「米沢南陽道路」に乱入?

 最初40km/h規制でけっこうきつい右カーブから左カーブになり、
直線になった所から制限速度が70km/hにアップ。1車線の対面通行
(山形自動車道のように中央にポストが立っているやつ)で、しばらく
行くと追い越し車線が増える。が、追い越し車線は高畠駅近くで終わりに
なる。

 1車線に戻ると高畠駅(太陽館)の派手な照明が見える。それに見とれて?
いるとすぐにゆるい左カーブ。手前には「横風注意」と「スリップ注意」の
標識が立て続けて置いてある。(そんなに立て続けて標識があっても、見落と
して気がつかない人がいるかもしれんぞ。)
 実はここは奥羽本線(山形新幹線)の陸橋になっている。しかもカーブ。
 こりゃ、冬期だれか事故るぞ。陸橋の下まで落ちなきゃいいんだけど・・・
道路に落ちたのならまだしも、走行中の「つばさ」の上に落ちた日には
ただじゃすまないからね。

 陸橋が過ぎると今度は最上川の橋である。(結構な長さがある。先に紹介
した奥羽本線の陸橋部分と共に冬季の凍結には注意。)川を渡ってしばらく
行くとR13号との陸橋を越え、R13号の西側に出る。さらに進むと
「料金所まで*km」といった標識が見え始め、そして大きな左カーブ
そして右カーブの後料金所が見えてくる。

 料金所は自動清算になっているようで、大きな機械が置いてあり、前方
には支払いが済むまで閉じているゲートがついていた。
 機械の料金の投入口は投入しやすくする為か非常に大きくなっている
ようだが、お金だけでなくゴミを捨てる輩が出そうな気がするのだが・・・

 この日は係員がいて指示していたが、それだったら係員が料金を扱っても
コスト的に変わらないのではという疑問を置いといて、普通車料金300円を
放り込み(500円でお釣りを貰ったというのはおいといて)せっかくなので
領収書を貰って(というか、機械が吐き出す。)料金所を後にした。

 降りた所は「ビック1」という自動車用品店の前付近であった。信号を抜け
しばらく行くとR13号米沢バイパスに抜けるようになっているが、道路は
まだちゃちかった。


 これでレポートは終わります。「下り線編」は・・・実は、今回開通した区間は
私にはあまり縁のない道路なので、しばらくは無いでしょう。
 どなたかのレポートお待ちしています。


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'97/12/06新規作成