04_12 タイトル


垂直安定板


 右の写真は、垂直安定板を仮り付けし、潜舵の取り付け穴を空けてみたところ

 艦体に垂直安定板を仮り付けしてみた、艦体とカーブが合わない。実艇では、垂直安定板は固定されていてスラターで方向を修正するシステムになっているような気がする。私の模型では垂直安定板は可動式にする予定なので、艦体と若干の隙間が空く。修正するか否か検討しよう。

 潜舵の取り付け穴を空けた、こいつは位置決めがなかなか面倒だったがどうにかクリア。ハイトゲージにボールエンドミルで凹みを造った治具を取り付け、その溝に油性のマジックを着けて水平線を描く治具にした。
 艦体に傷が付かないように粘着テープを貼って中心線を曳いた。粘着テープは、表面をサンドペーパーで荒らしておくと、マジックのインクが載りやすくなり、普通の紙と同じように線が曳ける。とりあえず3.2mmのドリルを使って穴を空け、丸ヤスリで仕上げた。

 穴位置を間違えて、余分な穴を空けたのは愛嬌、そこそこ水平に空けることができた、ほぼ満足。こういった作業は塗装の前にする作業だ、手順が悪い。
 とりあえず経験値がプラス1ってとこ。



垂直安定板と潜舵の取り付けシャフト


 左の写真は、艦体側から見た垂直安定板と潜舵の取り付けシャフト

 垂直安定板と潜舵を仮り付けして、駆動シャフトの位置関係をチェックした。交差の角度は、ほぼ90度、まあ、こんなもんだろさ。
 ただ、スクリュー駆動用の動力シャフトも、垂直安定板と潜舵の駆動シャフトも、一点で交わっているみたいだ。ちょっと不味いわねこれは。
 干渉しないように逃げを造る構造が、えらく複雑になりそうな気がする。

 垂直安定板のシャフトはSUS304の4mm丸棒、回転軸は潤滑の良いMCナイロン。MCナイロンの場合、若干アンダーに穴が空くので、軸穴は4.1mmのドリルで加工した。回転はキツクも無く、ゆる過ぎもせず、100%満足。
 進行方向の制御は、バウスラスターだけにするか、垂直安定板も可動するかは検討中。

 上の写真のスクリューの後ろに付いているのは、スクリューシャフトの振れ止め。実艇では、ここでシャフトが左右に曲がり、進行方向を変えるらしいが、私の艇では固定する。
 バウスラスターの回転はPWM制御することになる。

 少し形が見えてきた、ちょっと嬉しい。



潜舵


 右の写真は、ボール紙で試作した潜舵

 もともとプラモデルの組み立て説明書しかないので、正確な潜舵の形は判らない、あちこちのHPの画像を集めてイメージを掴むしか方法は無い。
 そこで、ボール紙で潜舵を試作し、艦体に仮り付けしてイメージに合うか否かのチェック。
 試作した潜舵は4種類。艦体の左側に取り付けてある、試作2の潜舵が最もイメージに近く、違和感も少なかったので、この形を採用することにした。

 材料は5mm厚のABS樹脂を使用、同じ形のものを4枚造った。それを2枚接着して、10mm厚にした。4mmのシャフトを使っても6mm残るので、片側3mm、M3のタップを立てても、6ピッチとなる。
 ジュラコンにはタップを立てた経験はあるが、ABS樹脂にはタップを立てた経験が無い。はたしてタップを立てられるだろうか、つまりネジ山を造れるだろうかということ。ヘリサートを入れることはできないので少し心配だが、実験するしかないだろう。
 上手くいって欲しい。

 もし失敗したら、アルミの丸棒を圧入してタップを立てることにする。



潜舵2
潜舵3


 左の写真は、ABS樹脂で造った潜舵

 加工手順は、まず、10mm厚にしたABS樹脂を2組み、薄手の両面テープで接合する。これは、左右の潜舵の形を同じにするためと、加工の工程を減らすため。
 次に、フライス盤で加工して基準面をだす。裏返しにして、厚みの中心と潜舵の面積の中心(おおよそだが)に、駆動シャフトの入る穴を空ける。当然タップもたててしまう。

 あとは、ただひたすらヤスリで削るだけ。あたしはNCフライス盤をもっていないので、3次元の曲面を削るための武器は、ヤスリと根性以外はなにも無い。削りに削って形を整えた。
 ホームセンターで見つけた、『金鋸ヤスリ』がお奨めの一品。ABS樹脂がサクサク削れる。

 ABS樹脂にはタップを立てた経験が無かったので少し心配だったが、最初の切り込みのときに、少し下向きの力を懸けてやると上手くいくみたいだ。
 もちろん、新品のタップ、それもスパイラルタイプを使うこと。

 仮付けしてみた潜舵は、そこそこ艦体のカーブにも一致している、断面もそれらしく削ってみた。翼端は曲面に仕上げた、翼厚もなだらかに減らしてみた。
 面積が少し大きいみたいな気がするが、こんなもんだろさ。

 するってぇと、垂直安定板と艦体上面の隙間が気になってきた。そこで、少し隙間が少なくなるようにゲタを履かせて修正することにした。
 使った材料は、ケミカルウッド。ミナロの特価販売で購入しておいたケミカルウッドの端材の詰め合わせセットは、小物の試作にはとってもお買い得でした。
 適当な大きさに金工用のノコギリで切断して、垂直安定板の下面に接着した。
 明日、ヤスリ掛けをして修正、はたしてどうなることやら。

 そろそろガムテープを剥がすか、ちょっと格好が悪いわね。



潜舵4


 右の写真は、カーブを合わせた垂直安定板

 加工手順だが、接着するまえに、適当な大きさに切断したケミカルウッドにシャフトの通る穴を空けておく。
 次に、シャフトが接着剤で固定されないように、取り付けシャフトにグリース、面倒なので、オロナイン軟膏を塗っておく。
 ここまでの前処理が終わってから、弾性エポキシで、垂直安定板の下面にケミカルウッドを接着する。
 艦体の曲面に合わせて削るためのマージンは、約7mm確保できた。

 次に、接着面を少しV字型に切り込み、余分なエポキシを切り取る。これをやっておかないと、弾性接着剤はサンドペーパーでは削れない上に、最悪の場合、ペーパーに絡みついた接着剤に引っ張られて、パーツが欠けてしまうことが有る。ここでの手抜きは、手痛いしっぺ返しをくらうので注意。
 60番の木工用サンドペーパーを両面テープで艦体に接着し、後は、しこしこ削るだけ。

 ミナロの緑川さん(社長さんらしい)にメールを入れて塗装の注意点を教えていただいた。
 『全ての塗料が使えるが、下地処理にサフェーサーを使い、塗料の喰い着きを良くするため、ある程度ザラザラを残しつつ、凸凹をならしていくと塗りあがりが良いです。600番程度のペーパーで仕上げます。』との返事をいただいた。
 これなら、FRPの艦体の塗装とおなじ手順だ、no problem 

 ついでに、間違って艦体に空けた穴を塞いだ。

 ガムテープを剥がして、仮組みしてみた。ぐっと締まった感じがする。



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