04_8 タイトル


セイル1
セイル2


 右の写真は、完成したセイルを艦体に接着しているところ

 やっとセイルができたので艦体に接着した。作業手順は、セイルの下端、艦体に接着する部分の角を少し落とす。これは、接着剤がはみ出て艦体にくっ付かないようにするため。
 次に、取り付け位置を決めて、先を鋭く尖らせた針(私はバイクのスポークをグラインダーで砥ぎ、焼き入れして使っている)で、艦体に正確に取り付け位置の線を曳く。
 続いて、この線の内側をけがいた線ぎりぎりまで正確に削り、グラスファイバーを露出させる。これは、上塗り塗装が柔らかいので、接着しても塗装も一緒に剥がれるのではないかと考えたため。それと、同じく余分な接着剤がはみ出て艦体にくっ付かないようにするためも兼ねている。
 加えて、艦体の窪みにセイルが入ることになるので、接着するときにゴムで押えても位置がずれる心配が無い。

 接着する前に、輪ゴムでセイルを艦体に取り付け、セイルの取り付け位置や押さえのゴムの位置を確認しておく。これは非常に大事な作業だ、接着してから押えのゴムを取り付けられないということは、過去に何度も経験している。
 とうぜん、セイルの取りつけ位置や角度の最終チェックでもある。

 あまり好みでは無いが、弾性エポキシ系接着剤を塗り、一晩養生して硬化を待つ。
 硬化したら、ポリパテを塗って隙間を埋めるのは、いつもの手順。



メカハッチ1


 左の写真は、メカハッチを艦体に取り付けたところ

 サフェーサーを吹く予定でいたが、その前にメカハッチの取り付け金具を艦体に取り付けることにした。塗装が終わってから、けがいたり孔を空けたりすると、もう一度塗装しなければならなくなる。

 スイッチやLEDの取りつけ孔ならそこそこの位置だが、メカハッチの取り付け金具となると正確に取り付け位置を決めなければならない、面倒臭い工程は早めに終わすにかぎる。
 それと、孔の部分にも塗料が入るので、FRPの内部に水が沁み込むのを防ぐことになることも期待できる。

 無理無く、しっかりと取り付くように位置を決めるのは、かなり面倒臭かった。先にやってて良かったと思う。

 RC飛行機に夢中になってた頃に購入したドレメールが大活躍した。



メカハッチ2


 右の写真は、角度を変えて撮影した艦体

 以下が加工手順。厚さ2.5mmのアルミ板(7052)を、幅10mm、長さ55mmに切断、1ヶ所にM3のタップを立て、2ヶ所に2mmの孔を空けたものを4枚造る。
 ハッチのコーナーから10mm×10mmの位置に3.2mmの孔を空け、ハッチの外側にアルミ板をしっかりと取り付ける。少しアルミ板を内側に曲げて艦体の曲面に合わせる。
 艦体にハッチを被せて、荷造り用のガムテープなどで、艦体にハッチを固定する。FRPが少し変形(初期変形だそうだ)しているので、しっくり合わないので、そこそこ合ったら良しとする。
 この変形を直したいんだけど、難しいだろうなぁ〜

 アルミ板に空けた2mmの孔を案内にして、2mmのドリルで艦体に孔を空ける。これでアルミの取り付け金具と艦体の孔位置がほぼ一致する。
 艦体の孔を3.5mmに広げる。アルミ板の残りの孔2ヶ所にM3のタップを立てる。これで金具は完成、とうぜん取り付け位置を金具に記入しておく。

 やはり、孔位置が少しずれた、残念。金具の取り付け位置を記入しておいたのは、こんなときのためなのだが、役に立って欲しくなかったわねぇ〜。
 このままだと、艦体とハッチの合わさり目のところで2mmも隙間が開くことになる。前方の取り付け金具を2mm下に、後部の取り付け金具を1mm下げなければならない。
 この程度の追加工なら、それ程面倒でもないはずだ。

 修正しとこっと。

 修正したけど、少し隙間が有る。それと艦体とハッチの切り口がダレてるので、切断したラインがはっきり見える。少し気に入らない、というか、なんとか消せないかなぁ〜。
 実寸で考えると、凄く広い隙間が有ることになるんだよねぇ〜。



プラサフ1


 左の写真は、プラサフを1回吹きつけたところ

 艦体とセイルの接着部分に付けたパテが完全に硬化するまで、一晩養生した。朝、はみ出たパテを研磨、洗浄・脱脂してサフェーサーを吹いた。
 脱脂には、いつも使っているアセトンではなく、プレソルベントという溶剤を使ってみた。
 古い毛布で作業台に使っているフォークリフトを囲い、余分な塗料が飛び散っても良いようにする。廻りを片付けて、特に足元を広くする。
 100円ショップから塗装用に、使い捨てのビニール手袋を購入。

 1回目の塗装の結果だが、小さな傷、特にサンドペーパーの傷が目に付く。最終仕上げは800番を使ったが、荒削りに使った80番のペーパーの傷がとれていなかったみたいだ。
 サフェーサーを吹く前にポリエステル樹脂を塗り、800番で研磨するべきだったか。次回作の塗装のときには、最後に樹脂を塗るという工程を加えよう。

 今日は雨、プラサフが乾くまで、1時間ほど養生する。



プラサフ・溶剤


 右の写真は、今回使った、脱脂・洗浄溶剤とプラサフ

 脱脂・洗浄溶剤はロックの全面脱脂・洗浄溶剤プレソルベント。使い方は、ウエスに溶剤を含ませて濡らすような感じで塗装面を拭き、プレソルベントが乾く前、濡れている間に別の綺麗なウエスで拭き取る。
 使ってみた感想だが、塗装する対称物が大きくて動かない、自動車のようなものなら良い、塗って、拭いてが簡単にできる。模型のように小さな対称物のばあいは、脱脂する対称物を手で保持したままということがある。
 治具でも造らないと、なかなか難しい、塗装用の刷毛にアセトンを含ませて洗浄する方が簡単に行くみたいだ。
 かなり強力らしいので、板金屋さんからアドバイスに従って、手を保護するため、ビニールの手袋を着用して作業をした。
 ちょっとやり難いわね。

 スプレーはプラサフ。メーカーは不明、缶の下の方にレベル商会と書いてあるので、ここが発売元だと思う。
 缶には、パテサフタイプと書いてあるので、少しの傷なら埋めてくれるのかもしれない。

 いずれも、知り合いの板金屋さんに相談し、指導をいただきながら購入してもらった。
 感謝。





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