菊人形展の制作は普通は分業制で、人形に菊を着せる、人形の頭を作る、舞台を作る、背景を描く、道具を作る等に分かれていますが、当社では一人が何役もこなしています。全国的にみても珍しいです。
菊人形は、胴殻作りを7月から、頭部・手足・小道具の制作を8月から始めます。
舞台の制作は、越前市の場合はパネル製作を工房で7月から、南陽市の場合は会場になる花公園で8月から始めます。
割竹を芯にして、藁を糸で巻き付けた物です。
巻藁は紙紐で縛って形にしていきます。
南陽市の場合は地元なので、会場に直接舞台を作っていきます。
陣幕を描く |
通路の製作 |
舟 |
鎧の胴 |
菊人形用の菊を使用します。花は小さく数が多く、茎が柔らかくてよく曲がる物が適しています。根は付いたままの状態です。 1体の人形に40~50株の菊を使います。 一株の本数は菊の種類によって違います。 |
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根の回りを水苔で包み藁で縛ります。 菊は気温によりますが、1~2週間程持ちます。涼しいほど長持ちします。 |
菊を着せる前の人形です。
着せ替え前
袖の菊を外す |
全部の菊を外す (足は菊ではなくヒバを付けています) |
胴に菊を付ける |
袈裟に菊を付ける |
袖に菊を付ける |
完成
袈裟に使っている紫の菊はまだ咲き始めで、
3日ほどで満開になります。