第6回北海道旅行記・1日目


今年は早くも2回目の北海道。前回(3月8日、9日)は飛行機に乗り遅れ、寝台列車で帰還、即仕事、航空券払い戻し不可と言うおバカな金字塔を打ち立てた旅でありました。
そんなことは起こすことのないように、非常にゆったりとした日程を組み、打ち合わせを重ねる作戦に出ました。

朝、9時頃家を出る。出発空港は庄内空港。友人もこの頃、阿佐ヶ谷の自宅を出て羽田空港に向かう。集合場所は新千歳空港。全日空のスーパー早割・北海道を利用するので、ANA到着ロビーとなった。

私はANK461便、相方はANA63便の搭乗となる。一般道、国道112号線(月山新道)を走り、湯殿山ICより山形自動車道(庄内線)に乗る。さすがに平日。走っている車は営業車がほとんど。おまけに道路が空いている。 好条件も良いところである。
庄内空港には11時に着いてしまう。早く空港に着くことは良いのだが、時と場合と場所による。
1日5便程度しか定期便の離発着のない田舎の空港。周囲には何もなければ空港内にも何もない空港。空港なのに飛行機がいない空港での2時間待ちはキツイ。ま、これはしょうがないとしてもしんどい。
気がついたら昼食を取るタイミングをハズし気味になり、危うく昼食抜きになる寸前だった。
3階にある寿司レストランで五目ラーメンを食す。猫舌だったので食べるのに苦労した。このときフライトの約30分前。飛行機内でのビールを逆算を考えるとビミョーな時間帯となってしまった。

搭乗手続を済ませ、出発ロビーへ。友人はすでにフライト済み…かと思いきや15分程度、遅れていた。でもある意味好都合だったが安心した。
今回搭乗の飛行機はBoeing737−500と言うキャパシティ135人程度の小型ジェット機。ファースト・インプレッションは『狭くはないが見た目どおりの寸胴』さて、席はというと…事前座席予約により『中央付近窓側』と言う席が回ってきた。ここで重大事件が…
Boeing737−500は3:3の席割なのだが、10番の席にはボク独り。さらにこの『中央付近窓側・10F』と言う席。非常口の隣だったのです。安全のしおりににもあるように『もし万が一のことがありましたら、キャビン・アテンダントの指示があるまで席に着いたままでお待ちくださいませ。非常口、のお客様には脱出の際、補助をお願いします…』って。
非常口脇の人は即行逃げやすいようで逃げられない。最悪『逃げ遅れて死亡する席』だったのです。あぁ〜怖い!

新千歳空港までは50分程度のフライト。せっかちなボクにはちょうど良い時間。ちょっとの音楽と雑誌と新聞さえあれば…あれ?イヤホンがないぞ!?おっ?やっぱり、ラジオコントローラがない!小型機なのでもちろんヴィジョンもない。どえらいことになった。しょうがなく飛行機から下界を望むことに切り替えた。 ほぼ定刻どおりにテイク・オフ。一路、新千歳空港へと向かう。庄内平野と海岸線を眺めながら…と思いきや一気に上昇がしていったのであっという間に小さくなってしまい、雲は飛行機の下に…
ん?飛行機は雲の上に出たってことは…景色は雲海ってこと!?そうです。雲海でした(泣)
音楽はない、空の景色は雲。かろうじてスポーツ新聞と機内誌で事なきを得たが、持たない!暇を極めていました(泣)
なんと申しましょうか、私の飛行機旅行の醍醐味は高高度でのビールなのです。列車旅行のほうが醍醐味じゃん!と思われた方、正解です(^^ゞ意味のないことが好きなもんで(笑)。帰りは運転だから呑めないの!しゃーないっしょ!
ちなみに非常口近くの席はテーブルが前の席にはなく、左側の肘掛の中に収納されている。左側5列、人がいないのでその隣(E)のテーブルが使用可能で、飲み物は隣の席に置かれた。前の席との間隔も普通の席と比べかなり余裕があるのでこれはもう、王様気分である。

新千歳空港に無事ランディング。衝撃は少なかった。うまいぜ!機長さん!
友人とは5分くらいで会えた。そのまま地下の新千歳空港駅に向い札幌、宿泊先のホテルに向かう。
奴は長身で、東京暮らしが長いので歩くスピードが早い、一方、自分は遅い遅い…車移動中心が祟っている(>_<)。

電車、地下鉄を乗り継いで、ホテルには1時間弱で到着。今日と明日は同じホテルだ。中島公園の脇にあるライフォート札幌は公共学校共済関係の施設らしく、値段は安くて利用条件としては最高のホテルです。ま、若干、部屋が狭いかなと言う感じですけど。その点を除けば新しいし、私自身としては高い評価をあげたいと思います。
ここで休憩後、小樽へ行ってマロンチックな夕焼けを見ながら飲みたい(男どおしで!?)と思い、計画をぶち明けた。しかし休憩が長引き、ご当地番組どさんこワイド212何ぞ見ていましたら、時間が…もう17時。仕方なしニ、後日行く予定の居酒屋に行くことになる。

ホテルからすすきのまでは徒歩で10分少々。札幌に来たら行く行きつけの店(自分でそう思っているだけ)に行く。さすがに金曜日。かつ開店直後。人はいない。
注文をしたものが次々と出てくる。が、相方は進まない様子。たずねたら『(味が)よろしくない』と言うのだ。えっ?と思い、以前注文したメニューがあったので食してみると…『ん?違う?!前回(3月)はもうちょっと濃くておいしかったのになぜ!?』というぐらい激変していたようにも思える。そういえば昨年11月訪れたとき、定番メニューを頼んでいたが『(味が)落ちたんじゃないかな?』とボソっといていたような気がするのを思い出した。
FCではないものの、近いものがある店なのだが…
相方の食が進まないので、しょうがなく自分が責任を持って食べる。おかげさまで腹が一杯になってしまい、相方は空腹のまま。相方はそのままラーメン屋に行き、自分はホテルに戻ることとなる。
気になったのは味の変化。半年でこんなに変わるかな?ありえないと思うんだけどな…。あと、オープンキッチンだったので調理場が良く見えるのだが、レフティの新人ねぇーちゃんの包丁捌きがずっと気になっていた。

そのままホテルで夜食にインスタントラーメン『カップヌードルSio』を食べてしまった。



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