「あれ?」「変だぞ」「なんだ!この子!」と思ったときは…

学校職員の心構え

Step 1

「今、私は変だと思った」「今、私はちょっと不愉快だった」などの気持ちの動きをした自分を意識しましょう。

Step 2

可能な限りその原因を列挙しましょう。

自分について:

「そう思ったのは、私だけ?」「私の考え方のせい?」「日本のやり方を押しつけた?」

こどもについて:

「この子の国の文化や習慣?」「ことばの問題?」「性格の問題?」「理解していない?」「この子の気持ちや感情のせい?」

その他:

「まわりに原因があるかも?」

Step 3

ひとつひとつの原因が当てはまる可能性を検討しましょう。

そのために、こどもの国の文化や習慣について調べてみるのも有効な方法です。

その国出身の人に聞いてみるのもいい方法かもしれません。

Step 4

対策を検討しましょう。

相手に対して

まず気持ちを受け止めましょう。こどもが今、どんな気持か、それを知ることが大切です。そして、丁寧に説明をしましょう。よく話し合いましょう。

日本語チェック!→自分の話し方、表現をチェックしましょう。

・外国人にわかりやすい言葉づかい

・文は短く

・文末はあいまいにせずはっきりと

・ゆっくりはっきり発音する

・結論を明確に提示している

・相手の文化・習慣の違いを意識した説明内容になっている
自分の言葉づかいの特徴(専門用語が混じる、方言をよく使う、ティーチャートークをすることが多い等)を意識化しましょう。
また、文化や習慣に対してどんな考え方をしているのか、振り返る機会を持ちましょう。

指導体制のチェック!→日本語支援(学習のための日本語に支援が必要では?)や教科学習について

Step 5

大切なポイント 自分の「メンタルケア」も忘れずに。自分一人で抱え込まずに、相談相手、話し相手を持ちましょう。

これとは逆に、「あれ?」「この子、こんないい一面があるんだ!」「へえ、そんな考え方もあるんだ。なるほどね~」と思うこともあります。

そんなときは…


こどもと→母文化についてこどもに教わるチャンス、こどもをほめるチャンスかもしれません。

学級で→友だちのよさを認め合うチャンス、異文化について知るチャンスかもしれません。

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