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コラム6「義務教育の必要性と重要性-集住地域のブラジル人の事例から」

 外国籍の場合は、「義務ではないから、来たくなければ来なくてもいい」と言われて、あっさりと中学校を辞めてしまう場合があります。特に愛知県では、ブラジル人に多い例です。しかし、いったん中学校を中退すると、将来の選択肢が少なくなり後が大変です。中学校卒業程度認定試験(5教科)を受けるか、夜間中学校(全国に35校のみ)を卒業しないと、中学校の卒業資格が取れません。

 日本人の約97%が高校に進学する状況で、中学すら出ていないということが将来の進路を選択する上でいかに大きな障害になるかを、本人にも保護者にも十分に理解してもらいたいと思います。そのためにも、中学校はぜひとも卒業するべきだということを、声を大にして伝えていかなければならないでしょう。

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