[LIVE]PETER ERSKINE "Dr. Um" -Steps Into The Weather- featuring MIKE MAINIERI 2026 8 16
ピーター・アースキンとマイク・マイニエリがブルーノート東京に出演---その告知に"Steps"の文字、そしてテナー奏者がボブ・シェパードとくれば、もう行くしかありません。お盆明けの最終日のセカンドセットを予約しました。
ピーター・アースキン、近年の"DR.UM"プロジェクトについて知人から聞き、アルバムをチェックするとステップス時代の楽曲がいくつも演奏されています。これにマイク・マイニエリのビブラフォンが重なるサウンドを想像すると、高校時代からずっと聴き続けて来たステップスそのものが蘇ります。歴代のステップスに参加していたテナー奏者---マイケル・ブレッカー、ボブバーグ、ビル・エバンスに続き、ボブ・シェパードが加わったわけで、"DR.UM"のアルバムでのプレーが素晴らしく、さらに期待が高まります。コットン・クラブから始まった前日まで3日間のライブ情報がSNS等に上がっており、今夜聞けるであろう曲のプレーリストを再生しながら新幹線に乗り、会場へ向かいました。
ブルーノート東京に到着し席に案内してもらうと、ドラムセットの真ん前。反対側サックスの位置を覗くと、ソプラノサックス(マークⅥ)がスタンドに立ち、譜面台の下にはセトリらしきメモ。予想通りの曲が並んでいるのを見てワクワクです。
■メンバー
PETER ERSKINE (drs)
MIKE MAINIERI (vib)
JOHN BEASLEY (p,key)
BOB SHEPPARD (ts,ss)
MATTHEW GARRISON (b)
ジョン・ビーズリーの4月のリーダー公演「アンリミテッド・マイルス」もここで聴きました。今回も安定の存在感でした。
メンバーが登場し演奏スタート。アルバム『DR.UM』からカリプソ調の「Hawaii Bathing Suit」とミュディアム・ファンクな「Lost Page」を演奏。この位置からでもボブ・シェパードの音がしっかり聞こえることを確認しました。
ピーター・アースキンからマイク・マイニエリが紹介されると場内は大歓声、ステップスファンが多いことが一瞬で分かりました。ゆっくりと歩いてステージに上がりましたが、88歳とは思えない存在感で、マレットを持つと空気が一変。「Pools」「Islands」「Bass Solo」「Self Portrait」「Young and Fine」、ソプラノサックスから入りテナーに持ち替えた「Northern Cross」、そしてアンコールの「Dee Minor」と続きました。成熟したステップス・アヘッドを聴いたようで、大満足でした。ボブ・シェパードの演奏にはマイケル・ブレッカーを思い起こさせるものもあって、これらの曲を演奏するにあたって研究した部分もあったのでしょう。ステップスをライブで聴く夢が叶ったようで大満足でした。
※写真はブルーノート東京のライブレポートから拝借したコットン・クラブでの演奏風景
ドラムセットの真正面という席にもかかわらず、アースキンの音は決してうるさくなく、繊細さとパワーが共存、他奏者のソロの展開に寄り添い盛り上げていったり、引っ張ったり、マイニエリとのアイコンタクトやテンポ出しまで含めて終始かっこよかった。
翌17日には"ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ directed by エリック・ミヤシロ "公演にも、アースキンとマイニエリがスペシャル・ゲストとして登場しています。残念ながらこちらは観ることができませんでしたが、予想通りの「Trains」の演奏をエリックさんのフェイスブックで一部聴くことができました。