[LIVE] Brecker Brothers Reunion 2025 9 22

一度はライブで拝んでおきたいと思っていたブレッカー・ブラザーズの名を冠したこのバンド、念願が叶いまして、4日連続日本公演の3日目、ブルーノート東京での最終日セカンドを観てきました。今回は妻と末っ子連れ、サイドエリアでしたが十分楽しめました。

 

The Brecker Brothers Band Reunion celebrates Randy's 80th Birthday! featuring Randy Brecker,Ada Rovatti,George Whitty,Barry Finnerty,Will Lee & Rodney Holmes

 

特に印象に残ったのは80歳になるというランディー・ブレッカーの元気さでした。ランディーらしい高速フレーズやハイトーン、メカニカルなラインが冴えていました。何らかのトラブルがあったのか、機器の調整に何度もしゃがみ込む場面がありましたが、ブレッカー・ブラザーズらしいエフェクターを通したパフォーマンスもあって楽しめました。元気に動き回るウイル・リー、バリー・フィナティーら目の前にいるレジェンド達、40年来聴き続けてきたあの曲この曲、感動の連続でした。

 

ランディーの奥さんであるテナーのアダ・ロバッティーの時折ランディーを気遣いながら演奏する姿も印象に残ります。アダの演奏を聴きながら、「このバンドにアダを抜擢したのはマイケルとは違う吹き方をするから、オーディションに来るテナーはマイケルのイミテーションばかり・・・・・・」とランディーのインタビューを読んだことを思い出しました。それでも時折マイケルっぽいラインが出てくるのが楽しかった。

 

曲はSpongeから始まってSome Skunk Funkで〆るというブレッカー・ブラザーズファンにとってお馴染みのセトリでした。マイケルの作曲~というMCで始まったStraphangin'も嬉しかった。バリー・フィナティーがマイケルに捧げたMikey Bでのアダ・ロバッティーの演奏に沁みるものがありました。ラストのSome Skunk Funk、ロドニーのドラムソロが圧巻で大興奮!

 

この後、アダ・ロバッティーのリーダーアルバムを数枚聴いてみました。テナーだけでなくソプラノやバスクラリネットの演奏も素晴らしく、キャリア毎に円熟味を増している感があります。

 

Blue Note TOKYO のサイトにフォトギャラリー・原田和典氏の詳細なライブレポートが掲載されています。

2025年11月09日