[LIVE] 宮地スグル 2025 11 1
毎年楽しみにしている宮地さんと田口さんのデュオライブ、今回も山形市のオクテットに行ってきました。SNSで宮地さんのクールジャズへの変遷についてのお話やレコード紹介(おはジャズ)を読ませてもらっていて、目前で聴く実際の音がそれらの文字情報と繋がって興味深いところがありました。
今回の演奏で印象に残ったのは、コルトレーンチェンジベースのオリジナル曲、コーラス毎に転調するスタンダード曲などダブルリップ奏法の音色で放たれる難曲の数々でした。このツアー後にレコーディングとのことでしたので、多分それらが収録されることと思います。そちらも楽しみです。
セット間の休憩時間に「ダブルリップであんなふうに高音域をコントロールできてしまうものなんですね」と声をかけさせてもらったら、「右手親指をサムフックの上に置いて前に押し出すようにすると、マウスピースが下がりリードに圧がかかるので・・・・・・」といった話をしてくれました。翌日試してみたところ(動画)なんとかフラジオは当たるのですが楽器の持ち方は不安定、この体制であのレベルのパフォーマンスは想像を絶します。
宮地さんのnoteにスタン・ゲッツのこの奏法研究が掲載されています。ゲッツの右手親指に注目してみましょう。
今回も乱入コーナーで数曲吹かせて頂きました。コールされた曲のキーが知ってるのと違ってたりして文字通りの乱入になってしまったと反省しきりですが今後への糧にしたいと思います。
