[Practice] 練習メニュー・教則本
ジャズやポピュラー音楽でアドリブ・ソロメイキングをするための主な練習メニュー、その教則本・理論書などを紹介します。この手の書籍はよく読みもしないのについ購入してしまって書棚に溢れていますが、その中から厳選してみました。
1 練習メニュー
限られた練習時間をどう使うか、主な練習項目を並べてみます。
基本奏法
呼吸 フィンガリング アンブシュア ロングトーン サブトーン タンギング オーバートーン フラジオ
スケール
メジャースケール クロマチックスケール マイナースケール オルタードスケール ディミニッシュスケール ホールトーンスケール 他
インターバル
長2度 短3度 長3度 完全4度 増4度 完全5度 短6度 長6度 短7度 長7度
コードタイプ
メジャー マイナー オーグメント セブンス ディミニッシュ ハーフディミニッシュ 他
フレーズ・リック
2-5-1 3-6-2-5-1 4-4m 他
曲のテーマ
フロント楽器として曲のテーマメロディーを演奏する
アドリブコピー
レジェンドのアドリブを真似て演奏する
アドリブ
コード進行を想定してメロディーラインをつくる
これらを組み合わせて、その時々に応じた自分なりの練習メニューを組みます。
2 教則本
上記の練習方法を解説しているいろいろな教則本が出ています。楽器店などで目を通して選ぶとよいでしょう。下の画像は学生時代にレッスンを受けた山中良之師匠の教則本です。
キーワードを入れて検索するとネット上にも解説サイトや動画がたくさん見つかります。
ジャズ サキソフォン 入門 メソード1・2 山中良之著
3 音楽理論
サックスの練習と並行して理論について学びます。購入したもののよく目を通していない書籍がたまっていますが、確認のため時々ページを開いている評判のよい理論書を紹介します。
スタンダード曲を分析しながら理論を学んでいく流れになっています。 納 浩一 著
少し値は張りますが、多方面から評価の高いミュージシャン視線の理論書です。 マーク・レビン 著
4 スタンダード曲攻略+理論
ジャムセッションでよく演奏されるスタンダードナンバーの練習をしながら、ジャズ理論も基礎から学べる優れものです。カラオケCDも付いています。
ジャズのリズム 音名 トライアド コードトーン ブルース ガイドトーン 他
ダイアトニック・スケール 2-5 オルタード・スケール 裏コード ディミニッシュ・スケール 他
テトラコード ペンタトニック・スケール ビバップ・スケール 2-5-1プログレッション テンション 他
5 アドリブコピー集
スタイルの違ったプレーヤーのアドリブコピーを収録しているものだと幅が広がります。ブルースやスタンダードナンバーが収録されています。絶版になっている書籍ですが、この他にもいろいろなアドリブコピー集が出ています。
ジーン・アモンズ ソニー・スティット ソニー・ロリンズ マイケル・ブレッカー ジョン・コルトレーン ウエイン・ショーター ジョー・ヘンダーソン ジョー・ファレル
ハンク・モブレイ ベニー・ゴルソン デクスター・ゴードン ジョニー・グリフィン ソニー・ロリンズ スタン・ゲッツ ズート・シムズ レスター・ヤング コールマン・ホーキンス ベン・ウエブスター ジョン・コルトレーン
6 スタンダード曲集
ジャムセッションでよく見かけるのがこの2冊です。テナーサックス用のBbキーのものです。