[LIVE] 第4回 JAZZ Triangle
6バンドが山形県置賜地域の3会場を周って演奏し、プロアマ交えてのジャム・セッションで締めくくるというイベント、JAZZ Triangleが今年も開催されました。もともとは蔵巡りと題して、ちゅうしん蔵、やわた蔵、響蔵を会場として始まったこのイベント、今回はちゅうしん蔵、境見山学舎、MIYAUCHI2632が会場となりました。
一昨年はプレーヤーとして参加させていただいたこのイベント、今回は境見山学舎の客席で前半の4グループをゆったりと聴かせてもらいました。
最初のグループは山形市を中心に活躍するメンバーで新たに結成したピアノトリオK's Trio。佐藤知宙(p)青木卓(b)海谷俊郎(dr)、ピアノの佐藤知宙さんは意欲的に活躍の場を広げている若手で、スリリングなアドリブラインで楽しませてくれました。ベース、ドラムはいつもの美しく安定感ある演奏、山形のジャズシーンを支えるプレーヤーです。
続いてプロバンド、守谷美由貴カルテットの登場。メンバーは守谷美由貴(as)石田衛(p)佐藤潤一(b) 今泉総之輔(dr)
守谷さんは今回初めて聴くサックスです。オリジナル曲中心で、ビブラートの美しさに流石プロを感じました。最後の曲でのフリーキーな技を交えた熱い演奏が印象に残ります。
そして酒田から有地トリオ、有地裕之(p)奥泉和也(b)塩野博紀(dr)。マイケル・フランクスの曲などをリリカルな演奏で楽しませてくれました。
プロバンド2つ目、南雲麻美オルガンカルテット、南雲麻美 (as) 鈴木大輔(g) 西川直人(org)横山和明(ds)のメンバーで、久しぶりに生で聴くオルガンのサウンドが心地良かったです。3会場を周るこのイベントではオルガンの機材運搬が大変なことでしょう。初めて聴く南雲さんのサックスは温かみのある音色で素敵でした。2枚のアルバムからオリジナル曲の演奏でした。
この後もう2バンドが演奏するのですが残念ながら所用のため退散。友人によると最後の全バンド集まってのジャムセッションもかなり盛り上がったとのことでした。
このジャム・セッションはプロのジャズプレーヤーと一緒に演奏できる極貴重な機会でして、一昨年、かなり緊張しながらピアノの清水くるみさんやドラムの中村海斗さんと演奏させてもらったことを思い出します。下はその時の写真です。