[LIVE] 小池修カルテット+1 2024 6 6

小池さんのテナー&ウインドシンセサイザーを思いっきり浴びて大満足の夜でした。会場は山形市のノイジー・ダック、職場から直行し、運良く真ん前に座れました。

 

小池さんの最近の作品 Singing Sax Song !やボーカリストHisami SchellerさんのアルバムLike Waterを愛聴しておりまして、この強力メンバーでのツアーに山形も入ると知って楽しみにしていました。

 

各セットともカルテットで小池さんのオリジナル曲の演奏から始まり、途中からHisamiさんのボーカルが入る流れ。これぞモダンテナーという音色とアドリブラインを楽しませてもらいました。小池さんはインスト曲だけでなく歌物サックスでもNo1、多くのJ-Pop曲等で珠玉のサックスソロが聴けるので、そうした音源もコレクションさせてもらっています。

インスト曲では小池さんのアルバム The New York Quartetや最新作 Singing Sax Song!収録のオリジナル曲、ボーカル入ってはHisamiさんのアルバムLike Waterの収録曲が演奏されました。どれも知っている曲ばかりでテンション上がります。アンコールは予想していた通り、アルバムLike WaterバージョンのSpainで盛り上げました。

 

日本のトップテナーである小池さんの演奏については文字にするまでもありません。一つ記しておきたいのはウインドシンセサイザーについてです。小池さんの最新作 Singing Sax Song!でもウインドシンセが多用されていて注目しておりまして、会場に入り機材セッティングを見て興奮しました。あれが生で聴ける!

見たことのない小ぶりなコントローラーなので何だろうと思っていましたが、終演後の小池さんのお話から、現在開発中のMWiCであることを知りました。ウインドシンセ通の知人によると、プロ奏者によるライブ現場への投入を目の当たりにできたのは貴重なことだったようです。細かいことを付け加えると、リードタイプとソフトマウスピースタイプの2本のコントローラーを駆使し、レイテンシーの関係で、音源用にMacとiPadの2台を使用していました。

セカンドセットはこれらの機材とルーパーを駆使した圧巻の一人オーケストレーションから始まりました。マイケル・ブレッカーのパフォーマンスを思い出します。会場によっては機材のセッティングが難しい場合があるそうで、ここで聴けたのはラッキーでした。インスト、歌もの、ウインドシンセと3倍楽しませてもらった気がしています。片付けも手間がかかるとのことでした。

 

小池さんのオンラインレッスン動画にお世話になっておりまして、こちらに関するお話もさせてもらいました。質問があればメールをと言っていただいて有難い限りです。

随分前になりますが、ジャズライフ誌に小池さんのマイケル・ブレッカートリビュートライブが取り上げられていたのが印象に残っていて、機会があればそうした演奏も生で聴いてみたいものだなあと思っています。

2024年08月18日