[Play List] The Rolling Stones & Sonny Rollins

別ブログでも紹介しているように、ジャンルを問わずボーカルにサックスが絡んだり、お宝なワンポイントサックスソロがフューチャーされている曲のプレイリストを作って楽しんでいます。

[Play List] Vocal & Sax

ボーカリストとサックス奏者のコンビネーション、スティングとブランフォード・マルサリス、ジェイムス・テイラーとマイケル・ブレッカー、ジョニ・ミッチェルとウエイン・ショーターのような絶妙コンビが生み出した音楽は輝くお宝です。Jポップだとパリス・マッチと小池修さん、ここ数年注目している星野源さんと竹嶋聡さんなどがあげられると思います。

有名ですがプラスして記しておきたいのが、ローリング・ストーンズの作品に参加しているテナーの御大ソニー・ロリンズです。1981年リリースのアルバム「刺青の男」の3曲に参加しています。音楽雑誌の記事によると、ミック・ジャガーがサックスを入れたくて「世界一上手いサックスは誰だ」と聞いたら、ジャズ好きのチャーリー・ワッツが「ソニー・ロリンズ」と答えたことから共演が実現したとか、レコーディングではミック・ジャガーがサックスの演奏のイメージをダンスで表現し、それに合わせてロリンズが吹いたとのことです。

これらの曲をサックスがロリンズであることを知って改めて聴いたときは、リバーブが深くてお風呂で吹いてるみたいに感じたものでした。あれからウン十年、思い出しては聴き返して感じるのは、自在にテナーで歌うソニー・ロリンズの真のインプロビゼーションそのものだなあということです。ドント・ストップ・ザ・カーニバルに代表されるような、循環コードを繰り返すオリジナル曲で奔放に吹きまくるときのロリンズそのままに聞こえます。ジャズだろうがロックだろうが関係なしです。突然ハイノートを繰り出すのはこの時期のロリンズらしいですし、一音吹いただけで存在感のあるソニー・ロリンズ、実に素晴らしいです。

 

ストーンズと共演しているサックスといえばティム・リース、ジョシュア・レッドマンもあげられます。YouTubeにこんなライブ映像が上がっていました。ジョシュア・レッドマンの曲のエンディングソロでソニー・ロリンズへのレスペクトが感じられる引用フレーズが出てきます。

ティム・リースはザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクトの活動が有名で、このプロジェクトでの作品もリリースしています。私がニューヨークを訪れた際ティム・リースを生で聴く機会がありました。

[LIVE] NY Jazz Club 巡り Vol.1 Tim Ries 2019 8 6

高校時代に同じ下宿にいた先輩がストーンズが大好きで、先輩の部屋でレコードを聞かせてもらったものでした。ちょうど「刺青の男」が出た頃です。ストーンズを聞いたのはそれぐらいで、ロリンズが参加していたことも隨分後になってから意識しました。ストーンズの良さや聴きどころ等、ストーンズファンの方、機会がありましたらご教示ください。

ストーンズのドラマーであるチャーリー・ワッツはジャズプレイヤーとしても有名ですね。彼のリーダージャズアルバムも改めて聴いてみようと思います。

 

その後、ストーンズマスターな友人から「意外やキースもチャールズ・ミンガスのトリビュート盤に参加してて、渋いギターと喉を披露してます。」とのメッセージをいただきました。このブルースですね。

さらに、ストーンズのHaw Can I Stopにはウエイン・ショーターが参加しているとのこと。5分05秒辺りから~


2024年02月27日