[Transcription] Grand Central by Jon Beshay

昨年夏(2019年8月)初めてNYを訪れジャズクラブ廻りを楽しんできました。SmokeでEric Reed Quartetが演奏していたColtraneのオリジナル曲Grand Centralが素晴らしかったのが印象に残っています。少しだけ雰囲気を記録させてもらおうとiPhoneを向けたときに,ちょうどこの曲の演奏が始まりました。

NY旅行記念にこの曲を演奏してみようと考えテーマのメロディーは覚えたものの,細かく転調する部分と同じコードパターンを繰り返すところがあったりしてなかなか手ごわい曲です。現在進行形のNYテナーはどういうアプローチをしているのか参考にさせてもらおうと思いまして,上の動画でのJon BeshayのソロをTranscribeしてみました。

Transcription Grand Central by Jon Beshay(PDF譜面)

フラジオをビェ~~と吹きのばすのではなく,フラジオ音域も含めて普通にメロディーを演奏するのが最近のテナー奏者の特徴かなと思います。フラジオの運指まで入れてスケール練習をしているのでしょう。次の2つのラインを真似て練習してみようと思います。


この曲で何度も出てくるCm7-Db7を繰り返す部分をどのように演奏しているの見てみます。Cナチュラルマイナースケール一発でラインを作っているところ,クロマチックを挟むところ,ホールトーンスケールを加えているところ,よく分からないチェンジを組み込んでいるところなどがあるようです。こうした変化の持たせ方が効いているのか,譜面にするとビバップ的な音符の連ね方に見えますが,ややモーダルな感じに聞こえる気がします。

NYのJazzクラブの空気感をしっかり味わおう,生音をしっかり聴こうと思いまして,動画はメモ程度2コーラスのソロしか録画しませんでした。この後どんなソロの展開だったか,もっとしっかり撮影してくれば良かったです。w

2020年03月22日