[Practice] オーバートーン

サックスの音色や音程を作る上で喉の形が大切であると言われています。しかし,喉の形や動きについて言葉で理解するのはなかなか難しいことです。この感触を捉える方法としてオーバートーンの練習があります。あまり得意ではないものの,自分なりに取り組んできて効果を感じています。オーバートーンの練習方法について参考にしてきた情報源を紹介してみようと思います。

 

サックスを始めて最初に入手した教本がこれでした。

「ジャズ・テナーサックスの技法 佐藤達哉・著」

この教本でオーバートーンというものを初めて知りました。練習法を読んで自分なりにやってみるうちに,少しずつその感覚が分かるようになりました。

 

オーバートーン(倍音)について最も参考になった教本はこちらです。

「サクソフォーン上達法 デビッド・リーブマン 著」

倍音(オーバートーン)練習について8ページが割かれており,自分なりに感じていたことを確認したり,疑問を解く参考にしたりすることができました。

また,吉田祥一郎さんの

差がつくサックス・テクニック

では,さまざまなテクニックの基礎となるノドのコントロールをマスターする上で極めて有効として,第12倍音までのノドの発音形を示しながら4ページを割いて解説されています。

 

しっかり身につけるには,プロの方のレッスンを受けるのが一番確実だろうと思います。地方ではなかなかそうはいきませんが,動画での説明が参考になります。YouTubeを検索するといろいろ出てくる中で,寺井さんのこちらの動画が良くできていてお勧めです。


私の場合は第7倍音ぐらいまでの範囲で練習しています。ネットの記事ではこちらが分かりやすいですね。

東京サックスポータル オーバートーン(リンク)

以前,サックス吹き仲間にオーバートーンについて上手く説明できず気になっていたこともあり,こちらに紹介してみました。最初はなかなか難しい練習ですが,少しずつでもやっていると効果を実感できます。サックスの鳴らし方・アンブシャ・音色・フラジオ等に大切な練習だと思います。たまに思い出してやってみるだけでも違ってきます。以上,自分のための備忘録ですが,誰かの参考になればうれしいです。

2020年04月12日