[Transcription] Driftin' by Dexter Gordon
Herbie Hancockの名曲Driftin',いろいろなプレーヤーの演奏を聴き比べていました。かっこ良い演奏が多い中から原点であるDexter Gordonのアドリブソロを採譜してみました。Dexterの演奏を記譜しようとすると,独特のレイドバックしたタイムのニュアンスを表現するのが難しくなります。ここでは冒頭の二小節からそれにぶち当たり,大雑把な音符になっています。音源を聴きながらニュアンスを真似て吹くしかありません。
採譜した譜面のPDFはこちらです。
Transcription Driftin' by Dexter Gordon (PDF)
特に注目した音使いから二つを取り上げてみます。
Fへ解決する2-5でオーグメント#5を吹いています。50年代コルトレーンもよくやっていました。トニックの9thに半音で下がって解決します。キーF上のブルーノート(b3)とも捉えられます。
こちらも同じ2-5です。ここではGm7のところでDb7を想定しているようです。C7へ裏コード的に半音下がってくるライン,ジャズっぽいですね。