[Transcription] Speak Low by Hank Mobley
Speak Low, モーダルな雰囲気でコルトレーン系と呼ばれるテナー奏者に名演が多い曲です。演奏してみると,同じコード進行が繰り返される部分でネタに尽き,冗長なソロになってしまいがちです。レジェンドに学ぼうということでHank Mobleyのソロを採譜してみました。
参考にした音源はこちらです。Grant Greenのギターがアップテンポでテーマメロディーを奏でた後,ソロの一番手に登場します。
採譜した譜面のPDFはこちらです。
Transcription Speak Low by Hank Mobley (PDF)
全体的にバップフレーズが美しく流れるアドリブラインです。時折一拍半のフレーズを挟むのも親しみやすく感じます。
私的課題のAm7-D7の繰り返しの部分に注目してみました。
次の2例では,D7一発と捉えて,オルタードスケール的な音使い,オルタードを挟んだクロマチックラインを使用しているようです。こうしたラインが緊張感を生み,リスナーを引き付けるのでしょう。
こちらでは,お馴染みHWディミニッシュスケールのパターンを演奏しています。