[LIVE] NY Jazz Club 巡り Vol.6 雑記
NY6日目(2019年8月11日) 朝ホテルを出発,午後に日航005便でJFK空港を発ち帰国しました。NYジャズクラブ巡りを終えた雑感・覚書をメモっておこうと思います。写真は72丁目駅にあるオノ・ヨーコさんが手がけたモザイクアート「SKY」
演奏の安定感(スイング感?)、これは技能の高さなのか、タイム感覚の何かか? 超一流どころで当たり前でしょうが、どの演奏も気持ち良かった。
テナーの奏法として共通しているように感じたのは、超ハイノートを普通の音使いのようにしてラインを吹いてしまうこと。Jon Beshaにその辺の事を聞いたらTop Toneというテキストを紹介してくれたので入手してみたいと思います。
ジャズやソウルミュージックの先人達へのレスペクト、リンカーンジャズセンターのような施設の存在もそうですが、日本に比べると長めなMCにもそれを感じました。曲の紹介が丁寧な感じ。
ミュージシャンのファッションは会場に合わせてラフだったりフォーマルだったり。お客さんも同様で、Dizzy’s Clubではドレスアップした女性がちらほら。
お客さんの様子、自分達の文化としてジャズを楽しんでいる? 近所のミュージシャンの演奏を近所の人が聴きに来てるような感じというか。Up Town Down Town といった立地による客層の違いもあるようです。Harlemに行くとまた一味違うのでしょうか。
ネットで予約して置くとスムーズで名前を言えば予約者リストを確認して席に案内してくれました。ネット購入したeチケットをスマホで提示する仕組みがあったり、店によって微妙に違っていてちょっと戸惑いました。予約無しだと予約客を入れてから空いてる席への案内になりますが、丁寧に接客してくれて感じ良かった。
会計の仕組みは、事前に聞いてた通りでした。何でもかんでもクレジットカード払いのNYで、チップだけテーブルに現金を置いて帰るというのは最初?でしたが、iPadとクレジットカードの読み取り機がセットになっていて、ウエイトレスが客席を回ってくる店があったり。Smokeではチップのパーセント選択とサインまでiPad上で完了する仕組みでした!
Apple Musicで聴いてたサックス吹きがそこにいてテンション上がり、片言英語で話しかけたり、握手を求めたりの毎日でした。日本のことをよく知ってる人が多い様子で、日本のどこから?等 フレンドリーに接してくれました。楽器屋〜練習方法など教えてもらえたのも収穫。NYで活躍している日本人奏者との出会いも嬉しかった。言葉を交わして感じた人柄を思い起こしながら、今後の作品を聴くのも楽しいでしょう。
凄い楽器街が48St 6-7Avにあると聞いていたので行ってみましたが更地になっていて、Manny's も Sam Ash も見当たらずがっかり。ネット情報を頼りにSam Ashの移転先を探して行ってみましたが そんなに大きくはなかったです。東京の方がずっと充実してます。音楽の盛んなNYだと思うのですが、楽器店はどうなっているのか謎でした?
ジャズクラブ巡りには事前情報通り地下鉄が便利、深夜でも危険な感じはありませんでした。冷房の無い駅構内の暑さには参りましたが、NYに着いてすぐ購入した一週間乗り放題のMTA MetroCardはかなり役立ちました!
今回 下調べに斜め読みした資料です。中古本を集めました。店によって演奏される音楽の傾向が微妙に違うのでかなり役立ちました。内容が若干古くなっている部分もありますが、お店のサイトや口コミ情報は現在進行形なので合わせて利用しました。実際に周ってみて結構満足できるJazz Club巡りのプランになったなあと思います。一番役立ったのは随分前のJazz特集プレイボーイ誌の付録(真ん中)でした。定期的にNYに行ってる方から直接頂いたアドバイスが有り難かったです。
今回のプランを組む上で意識したのは、「テナーサックス三昧にしたい。歴史的老舗と新しい店、ハーレム~ダウンタウンの立地、コンボ~ビッグバンドをバランスよく周りたい。」と言った事でした。有名な大御所テナーも聴けると良かったですが、この5日間ではそうしたギグは見当たりませんでした。
ネットでの予約の取り方を詳細に解説したサイトを旅行を終えてから見つけました。ネット上はお役立ち情報が散らばってますね。
海外旅行は素人ですし、3月頃思いついてから情報集め~手続きの時間は限られているし、この夏の機会を逃すとなかなか行けそうにないし・・・で、時間を優先して旅行会社パックのプレミアムエコノミーで行く旅を利用しました。航空券とホテルがセットで、空港とホテル間の送迎、半日観光ガイド、携帯Wi-Hiルーター等が付いていて安心でした。格安航空券を使うなどもっと安く旅行する方法があるのでしょう。
手ごろなものが見つかれば買って帰りたいなあと思いながらも,楽器の購入と日本への持ち込みについては事前にはあまり調べておらず、楽器に関税はかからない程度の知識でした。帰って来て日本の税関を通る際、想定外のまとまった額を徴収されました。後でよく確認してみたら,関税はかからなくても20万円を超えるとアメリカでの購入額の60パーセント(個人使用の場合)の額に対して日本の消費税8パーセントがかかるという仕組みだったようです。因みにアメリカでも9パーセント弱のTaxを支払っています。二重に税金を取られているわけですが、結構な円高の時期でしたし、消費税が上がる前で損はなかったかなと思います。
最後はWilliamsburg Bridgeからの眺めの動画で締めくくります。また行けるとよいなあ。